記録映画の原点! R・フラハティ「極北のナヌーク」リマスター版が上映決定
2018年9月2日 15:40

[映画.com ニュース]ドキュメンタリー映画の始祖ロバート・フラハティ監督作「極北のナヌーク」のデジタルリマスター版が、9月15日から東京・岩波ホールで特別上映されることがわかった。
フラハティ監督が1922年に手がけた同作は、記録映画の原点とも言える作品。舞台は、白銀の雪と氷に閉じ込められたカナダ北部の極地。主人公ナヌークを長とするイヌイット(エスキモー)族の一家が厳しい大自然のなかで、たくましく生きてゆこうとするさまを映し出している。
今回の特別上映は、26年に製作された「モアナ」に会話や音楽を加え、さらにデジタルリマスターを施した最新版「モアナ 南海の歓喜」の劇場初公開に合わせたもの。長い時間をかけ、現地の人々と生活をしながら、撮影を進行していったフラハティ監督。「モアナ 南海の歓喜」「極北のナヌーク」をセットで見れば、「三里塚」シリーズの小川紳介監督、ヌーベルバーグを代表する名監督たちに影響を与えた“ドキュメンタリー映画の源流”に触れることができる。
「極北のナヌーク」デジタルリマスター版は、9月15日から東京・岩波ホールで公開。1日1回、連日15時20分からの特別上映となる。
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