ジェラール・ドパルデュー、捜査中のレイプ疑惑を否定
2018年9月2日 12:30
[映画.com ニュース]フランスを代表する俳優ジェラール・ドパルデューに対し、フランスの検察当局がレイプと性的暴行の疑いで捜査を開始したと仏メディアが報道。ドパルデューの弁護士によれば、本人は容疑を否認しているという。
フランスのニュースチャンネルBFM TVによれば、被害を訴えた匿名の女性は22歳の女優。ドパルデューとは以前から面識があり、アートプロジェクトに関してアドバイスを受けるために、8月6日と13日にドパルデューの自宅を訪問した際、被害に遭ったという。代理人によれば、女性はドパルデューが講師を務めた学校に通っていたようだ。
女性が8月27日、被害届を仏南部のプロバンスで提出し、予備捜査が開始された模様。ドパルデューは女性からの訴えにショックを受けているようで、弁護士エルベ・テミメによれば、女性と面識があることは認めているが、「いかなるレイプ行為、犯罪行為も完全に否定している」という。
現在69歳のドパルデューは、「シラノ・ド・ベルジュラック」や「グリーン・カード」などで国際的に知られ、最新作の「世界の果て」(ギョーム・ニクルー監督)が今年5月のカンヌ国際映画祭の監督週間でお披露目された。フランスの国民的スターとして人気を誇るも、2012年に重税を理由にフランス国籍を捨て、ロシア国籍を取得。これをきっかけにフランス国内で大論争が巻き起こった。