平手友梨奈、北村有起哉の誕生日に“サイマジョ風キック”をプレゼント!
2018年8月28日 21:40
[映画.com ニュース]柳本光晴氏の人気漫画を「欅坂46」平手友梨奈主演で実写映画化する「響 HIBIKI」の完成披露試写会が8月28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、平手をはじめ、共演の北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、北村有起哉、野間口徹、メガホンをとった月川翔監督が登壇した。
「マンガ大賞2017」の大賞を受賞し、累計発行部数は170万部を突破した「響 ~小説家になる方法~」を実写化。処女作で直木賞、芥川賞のダブルノミネートという歴史的快挙を果たす天才女子高生・鮎喰響(平手)が、様々な人々に計り知れない影響を与えていく。映画初出演にして初主演という大役を射止めた平手。オファー当初、響役は「絶対に無理。迷惑をかけるし、飽き性なので…」と感じていたようだが、撮了後は「『まだ、響でいたい』とずっと思っていました」と心境は変化していた。
響の才能を見出す若手編集者・花井ふみ役の北川は、平手の魅力を“感覚のなさ”と説明。「カメラの前に立った時『目の色が変わる』『集中しているように見える』『役を研究してきたように思える』、いつもそういうスイッチが入った感覚がないらしいんです。役がひょう依した感覚もなく、自然と芝居をしている」と語ると、撮影前に何度も話し合いを重ねた月川監督も同調した。「鮎喰響が本当に存在しているという感じ。演技をしてやろうという欲が一切なく、ただ本当にキャラクターとして存在していた」と圧倒的な才能に舌を巻いていた。
新人賞の選考委員を務める芥川賞作家・鬼島仁役の北村は、平手からキックを受けるシーンを述懐。「遠くから歩いてきて、いきなり中段蹴りを食らうんですが、(平手は)何度も何度も練習を重ねていましたね。歩数を数えていたり。(歩いている光景が)段々と視界に入ってくるんですが、『サイレントマジョリティー』(『欅坂46』の楽曲)のPVでメンバーの間を歩いてくる場面みたいだった(笑)。僕は密かにそういうイメージを抱きながら楽しくやっていました」と振り返ると、突如「この日誕生日だったんです」と告白。満面の笑みで「最高のプレゼントでしたね」と語る様子に、客席はどよめいていた。
同じく強烈な跳び蹴りを食らった野間口は「有起哉さんも仰られていましたが、平手さんはアクションを身につける際、歩数を数えるんです。6歩で踏み切って跳び蹴りを食らう。そのカウントダウンを知っている怖さがあった(笑)」。跳び蹴りに関しては、当初ワイヤーの使用も考えられていたようだが、驚異的な身体能力を持つ平手には不要だった。「1回やってみたら物凄く打点が高かった。僕は納得してOKを出したんですが、本番終わった後も『もう少し高く跳べるのにな』とボソッと言っていましたね」(月川監督)と裏話が披露されると、平手は「リハーサルの方がもっと跳べたんですが、監督がOKならいいかと思って」と無邪気な笑顔を浮かべていた。
「響 HIBIKI」は、9月14日から全国で公開。
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