ジャック・ニコルソン「ありがとう、トニ・エルドマン」リメイク版から離脱
2018年8月20日 11:00
[映画.com ニュース] ドイツ映画「ありがとう、トニ・エルドマン」をハリウッドリメイクする新作から、ジャック・ニコルソンが離脱したことがわかった。
ドイツで大ヒットしたマーレン・アーデ監督の「ありがとう、トニ・エルドマン」(2016)は、陽気で悪ふざけが大好きな主人公ビンフリートが、トニ・エルドマンという別人のふりをして疎遠になっていた娘イネスのもとを訪れるコメディタッチのヒューマンドラマ。カンヌ映画祭の国際批評家連盟賞を受賞したほか、ヨーロッパ映画賞で5冠に輝き、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。
米パラマウント・ピクチャーズによるリメイク版は、昨年2月、ニコルソンが主人公ビンフリート役を演じると報じられ、2010年のロマンティックコメディ「幸せの始まりは」以来、ニコルソンの久々のスクリーン復帰作になると話題を呼んでいた。ニコルソンが出演を取りやめた理由は明らかになっていないが、米Wrapによれば、娘イネス役を演じるクリステン・ウィグは現在も企画に残っている。
リメイク版は、アカデミー賞4部門にノミネートされた「キッズ・オールライト」(10)のリサ・チョロデンコが監督・脚本を務めることが決定。ウィグ、アダム・マッケイ、ウィル・フェレルがプロデュースを手がける。