「バンクシーを盗んだ男」冒頭映像公開!作品を切り取った張本人がいきなり登場
2018年8月1日 17:00
[映画.com ニュース] 正体不明のカリスマグラフィティアーティスト、バンクシーが描いたアートの影響力に迫るドキュメンタリー映画「バンクシーを盗んだ男」の冒頭映像が公開された。“バンクシーを盗んだ男”本人の姿が捉えられているほか、伝説的ロックミュージシャン、イギー・ポップのナレーションも確認できる。
映像は、車窓から見えるパレスチナの風景から始まり、「ようこそ、ベツレヘムへ」と話し出すタクシー運転手の姿を映し出す。「ここはキリスト生誕地、パレスチナのベツレヘムだよ」と言うと、続けて明るく「俺がバンクシーの絵を切り取った話は聞いたかい?」と自慢げに語る。ワリド・ザ・ビーストと名乗る、本ドキュメンタリーの最重要人物である運転手の衝撃的な告白が映し出されると、その後はリズミカルな音楽とともに、パレスチナに描かれているバンクシー作品や生々しい内戦の様子が捉えられ、さらにイスラエルとパレスチナの間にまたがる分離壁が建造されていくさまも見て取れる。
そして、バンクシーの絵を売るために壁を切り取ってしまうという、信じられないような光景が現れる。満足そうに見つめる男、そしてその側には、運転手のワリドが目撃できる。やがてポップの低く渋みのある声のナレーションが重なり、「これはタクシー運転手とロバとベツレヘムの商人と、ストリート・アーティストの物語。アートを生み出すのは違法でも、それを盗み、売り、収集するのは合法な街での物語。さらには、アート、対立、政治、こじれた友情の物語でもある」と、本作がさまざまな問題を浮き彫りにするドキュメンタリーであることが宣言されている。
「バンクシーを盗んだ男」は、パレスチナとイスラエルを分断する壁にバンクシーが描いた壁画をきっかけに巻き起こった論争に、イタリア人監督マルコ・プロゼルピオが迫った作品。神出鬼没の活動で世界中から注目を集めるバンクシーの人物像と、数千万円から1億円で取り引きされるという作品にまつわるドラマが浮かび上がる。8月4日から全国順次公開。
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