キューバ音楽の伝説的歌手が追悼の熱唱!「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」本編映像公開
2018年7月27日 08:00

[映画.com ニュース] ギタリストのライ・クーダーが、キューバの老ミュージシャンたちを集結させて結成し、2000年公開のドキュメンタリー(監督:ビム・ベンダース)で社会現象を巻き起こしたビッグバンド“ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ”の最後のツアーを追った「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」(公開中)の新たな本編映像が公開された。
今回映し出されるのは、キューバ音楽の伝説的歌手で、同バンドのボーカリストである86歳(当時)のオマーラ・ポルトゥオンドが、50年間ともにミュージシャンとして交流を深めてきたボーカリスト、イブライム・フェレールに哀悼の意を捧げて歌い上げるシーン。フェレールはポルトゥオンドと同じくブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのボーカルとして活躍しながらも、05年にこの世を去っており、ポルトゥオンドは目に涙を浮かべながら、「このことを言うべきか分かりません。でもよりによって今日という日、この8月3日という特別な日は、愛するイブライムがこのステージで最後の公演を行った日です」と語り、名曲「二本のくちなしの花」を歌い始める。
「あなたに この言葉を添えて 愛してる 心から あなたこそすべて」という歌声に乗せて、05年当時のフェレールの葬儀の模様や、生前のポルトゥオンドとの共演シーン、「ソン(キューバ音楽)はかつてないほど世界中に広がった。花が返り咲きして、枯れ木が満開になったんだ」というフェレールの言葉が映し出され、「すばらしい人、偉大なる歌手、最高の友、大いなるキューバ、イブライムよ永遠に」と、メッセージを捧げるポルトゥオンドの姿が捉えられている。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」では、チャンスに恵まれず、靴磨きで生計を立てながらも歌うことをあきらめなかったイブライム・フェレールの人生についても掘り下げられている。音楽を愛する同じ志を持ちながらも、ひと足早く旅立ってしまったメンバーたちへの思いを胸に、アディオス(さよなら)ツアーに挑む伝説的バンドのパフォーマンスが見る者に強い印象を残す。
(C)2017 Broad Green Pictures LLC
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