村上佳菜子、岩井ジョニ男の“駆け落ち結婚”に仰天
2018年7月25日 21:15
[映画.com ニュース] 「レディ・バード」などで知られるシアーシャ・ローナンが主演した恋愛映画「追想」の公開記念トークイベントが7月25日、都内で行われ、“昭和のサラリーマン”をテーマにしたInstagramが人気を博すお笑い芸人・岩井ジョニ男と、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子が出席した。
英作家イアン・マキューアンの小説「初夜」が原作。海辺のホテルで新婚初夜を迎えたが、愛しているからこそわずか6時間で別れを選んだ若い夫婦の、心の機微を描出した。バラエティなどで大活躍を見せる村上は、今作の感想を問われ「『好き』というだけでは、うまくいかないんだなと思いました」と切ない表情を浮かべた。
さらに村上は「結婚願望はすごくあります」といい、「理想は30歳までに結婚し、子どもは3人ほしいです。小さい子が大好きで、子どもに囲まれたいと思いますし、(夫は)お互い高めあえる、尊敬しあえる相手だったら良いと思います」とニッコリ。しかし「アスリートとして追い込んだ生活をしていたので、引退した今でもストイックに自分を追い込んでしまいます。そういったところで男性と合わない部分があるので、もどかしい」と現状を明かし、ジョニ男が「女性は海で男性は船、が恋愛。女性の波に翻ろうされるのが醍醐味」と恋愛観を語ると、「例の癖が強い」とツッコミを入れていた。
一方で、現在は妻と19歳の娘を持つジョニ男。結婚に至る過程にはドラマチックな秘話があったようで、「高校生の時から付き合っていたんですよ。私は厳格な父のもとに生まれまして、女性を家に連れて行くことができなかった。たまたま父がいない日に連れて行ったら、父が帰ってきちゃった。ケンカになりまして、駆け落ちしたんです。嵐の夜でですね……。家出しまして、それで10年付き合って、結婚して今に至るという」とポツポツと告白した。これに村上は「駆け落ち!? あまり成功した話を聞かないですけど」と目を丸くし、ジョニ男は「反対されることで燃え上がるんですよ、佳菜子ちゃん! 世界を敵に回しても、というね」と興奮気味に話していた。
イベント後の報道陣による囲み取材では、7月19日に亡くなったカザフスタンのフィギュアスケート選手、デニス・テンさんについて問われた村上。親交が深かっただけに「聞いたときは嫌だ嫌だ、戻ってきてほしい、信じられない、嘘だと言って、という気持ちがすごく強くて。日にちが経った今でも信じられないですし、これだけ愛されていた人が、こんな形で亡くなることは絶対に許されない。彼のスケートが見たいし、いつもみたいに『ハイ、佳菜子』と優しく声をかけてくれるデニスに会いたい」と声を震わせ、悲痛な胸の内を吐露していた。
「追想」は、8月10日から東京・TOHOシネマズシャンテほかで全国公開。