佐野玲於×中川大志×高杉真宙×横浜流星、「虹色デイズ」飯塚健監督からの手紙に感激
2018年7月17日 12:00

[映画.com ニュース] 「別冊マーガレット」に連載された水野美波氏の人気少女コミックを実写映画化した「虹色デイズ」の大ヒット公開記念イベントが7月16日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、主演の佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、中川大志、高杉真宙、横浜流星が登壇。舞台挨拶中には、飯塚健監督からサプライズで感謝の手紙を読みあげられ、感激の表情を見せた。
この日は、中川が「このメンバーでイベントをするのは、もしかしたら今日で最後かもしれないので、皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります」と語るなど、“最後かもしれない”舞台挨拶に登壇陣は感慨深げ。そんな4人に向けて、飯塚監督がサプライズで手紙を用意していた。「苦楽を共にした4人へ。こう呼んだことはないけど、虹色ボーイズへ」という書き出しで始まったその手紙は、4人への感謝の思いとともに、ひとりひとりに向けたメッセージがつづられていた。
ほかの3人と違い飯塚組初参加で、スケジュール的な問題でリハーサルになかなか参加できなかった高杉に対しては、だからこそ家で努力していたこと、苦手なことを飯塚監督に相談するなど、しっかりとコミュニケーションをとってくれたことへの感謝の思いが語られ、「その若さで臆することなく、ウイークポイントをさらけ出せることが本当に素晴らしいと思っています。発展は弱点を知った先にしかない。剛を演じてくれてありがとう」という言葉で締めくくられた。
続いて、5年前に現場をともにした際、今後俳優を続けるべきか悩んでいたという横浜へは、「今はその気持ちは定まったでしょうか。でも俺は思うんです。本当はあの時点で流星の腹づもりは決まっていたんじゃないかと。なぜならそのドラマは中学を舞台としていて、生徒は流星と同世代。その中には岡山天音や清水尋也がいて。いつか見てろ、負けないからな、と実は思っていたんじゃないかと。だからこその近年の活躍じゃないかと勝手に思ったりもしています」とメッセージを送った。
中川には「あなたと会ったのは16歳の頃。『水球ヤンキース』『夜行観覧車』に出演していて、ブイブイ言わせている頃でした。だから『そろそろ調子に乗ったりしているんじゃない?』と聞いたのを覚えています。しかしながらあなたは、売れてきた若手特有の、そういうスタッフに嫌われる感じがまったくなくて、芝居に真剣なひとりの若者でした。だからそのドラマにも出てもらうことにし、その後もオムニバス映画を一緒にやりましたね。その時に短い作品だけでなく、長い作品もやりたいよねと話していたのが『虹色デイズ』に結実した。3作目だからこそ、お互いのあり方や作法をより一層ともに磨けたんじゃないかと。充実の時間でした」と語った。
そして最後は佐野に向けたメッセージ。「あなたが18、俺が35。それが出会いでしたね」と切り出した飯塚監督は、「パフォーマーが本業のあなたにとっては、まだ数えるばかりの芝居の現場。にもかかわらず、あなたは発達障害の難役。加えてクライマックスはマラソンのシーン。実際に5、6キロ走ってくれた。そんな作品がクランクアップしてから、芝居は続けろ、向いているからというようなことを言ったような気がします。いつか必ずまたやろうと」と熱弁。さらに「ツアーと芝居の仕事はさぞ大変だったと思います。でもそんなことはおくびにも出さず、ちゃんと俳優部として現場に立とうとしてくれていた姿は俺たちスタッフ全員に伝わっています。撮影の1カ月間、あなたは俳優部でした。一応だけどまた言っておきます。芝居は続けてください。で、いつかまた一緒にまたやろう。できれば4人そろって。オリジナルで」という言葉で締めくくられ、会場からは大きな拍手が鳴り響いた。
飯塚監督からの手紙を真剣な表情で聞いていた中川は、「(手紙のことを)まったく知らなかった」と驚いた様子。佐野も「(4人の共演が)実現できるように、それぞれの道で努力して。また集まれるように頑張りたいと思います」とあらためて決意を語った。そんな4人に、飯塚監督から卒業証書が授与された。
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