ケビン・スペイシーに新たに3件の性的暴行疑惑
2018年7月5日 13:30
[映画.com ニュース] 約30年前のセクハラ行為を告発されて以来、主演ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」からの降板を余儀なくされるなど、俳優人生の危機に立たされているケビン・スペイシーに、新たな性的暴行疑惑が持ち上がった。
事の発端は、昨年10月に「スター・トレック:ディスカバリー」に出演中の俳優アンソニー・ラップが、14歳のときに当時26歳だったスペイシーに性的関係を迫られたと告白したことだ。スペイシーは自身のTwitterを通じて謝罪。同時に自らが同性愛者であることをカミングアウトし、問題のすりかえを図ったことで批判を浴びていた。
米バラエティによればその後、ロンドン警視庁には3件の被害届が出されたという。児童虐待と性的暴行で調査中だが、今年になってさらに3件が加わり、被害者は計6人となった。いずれも男性で、その大半はスペイシーがオールド・ヴィック・シアターの芸術監督を務めていた2003~15年に被害を受けている。
なお昨年、同シアターの理事会は、劇場関係者20人がスペイシーによるセクハラ被害を訴えていることを発表。ハリウッドの有名俳優としての立場を利用し、スペイシーが若い男性俳優を食い物にしていた実態が明らかになっている。