主演女優の人種差別発言で打ち切りの米ドラマ、スピンオフで復活
2018年6月27日 11:00

[映画.com ニュース] 女優のロザンヌ・バーが人種差別的なツイートを投稿したことで打ち切られた米ABCの人気コメディドラマ「ロザンヌ」が、主人公抜きのスピンオフという形で復活を遂げることが明らかになった。Deadlineほか複数の米メディアが報じている。
「ロザンヌ」は、イリノイ州の田舎町に暮らす労働者階級一家の日常を描き、全米で大人気を博した同名シットコム(シチュエーション・コメディ)を、オリジナルキャストで約20年ぶりに復活させた新シリーズ。ABCにとって今季No.1となる高視聴率を獲得し、すでに第2シーズンの制作も決まっていた。
だが5月下旬、主演のバーが、オバマ前政権で大統領上級顧問を務めたアフリカ系アメリカ人のバレリー・ジャレット氏について、「ムスリム同胞団と映画『猿の惑星』の落し子」と差別的なツイートを投稿して大きな反発を招いたことを受け、制作・放送を手がけるABCは、「(バーの)ツイッター発言は嫌悪すべき不快なもので、われわれの価値観に反する」というコメントとともに番組の即打ち切りを発表した。
同局のプレスリリースによれば、「ザ・コナーズ(原題)」と題された新たなスピンオフシリーズは全10話で、今秋から「ロザンヌ」と同じ火曜午後8時枠で放送予定。ジョン・グッドマン、ローリー・メトカーフ、マイケル・フィッシュマン、サラ・ギルバートら、バー以外のオリジナルキャスト続投のもと、ダン、ジャッキー、ダーリーン、D・Jのコナー一家が、子育てや恋愛、家計のやりくりや老化など、誰もが日々直面する様々な困難を、ユーモアと家族愛を武器に乗り越えていくさまが描かれるという。
ちなみにバーは、スピンオフの制作発表に伴い、「出演者と制作スタッフ200人の職を守るため、新番組から外れることに合意しました」という声明を通じて、新シリーズには一切関与しないことを明かしている。

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