武田玲奈「少女ピカレスク」での存在感は“ラスボス級” 主演・椎名ひかりが暴露
2018年6月23日 20:50

[映画.com ニュース] 「片腕マシンガール」などで知られる鬼才・井口昇監督による配信ドラマ「少女ピカレスク」が6月23日、東京・シネマート新宿で特別上映され、井口監督をはじめ主演の椎名ひかり、共演の長澤茉里奈、松永天馬、神門実里、上埜すみれ、武田玲奈が舞台挨拶に出席した。
この日から、同館で2週間限定の特別上映がスタート。YouTube LiveやSHOWROOMなどに代表される“生配信”を題材に、アイドルたちが心の闇に飲み込まれる姿を描いたオリジナル作品だ。「椎名さんありきでつくった映画。女の子の孤独を盛り込みました」という井口監督は、「豪華なゲストと、多くのお客さんとともに、こんな残酷な映画を上映できて嬉しいです!」と独特のテンションで歓喜。主人公の新人アイドル・ヒカリ役の椎名は「これを見て、バッドエンドとしか思えない人とは趣味が合わない!」と語り、今作がハッピーエンドであることを強調していた。
彩乃役の武田は、映画のクライマックスで強烈なインパクトを放っている。その存在感について、椎名は「ラスボス武田」と形容し客席を沸かせる。武田が「残酷であり切ない物語ですが、私自身は、自分のシーンはすごく感情移入していました」と告白すると、井口監督は「僕の指示がなくとも、武田さんが感情を入れて自動的に涙を流してくれた」と称賛し、「自分で言うのもあれですが、ラストシーンあたりで涙が出た。『いい映画だ』とキュンとしましたし、より一層、この作品が好きなりました」と自画自賛。同シーンで対峙した椎名も「玲奈が“テンプレ”じゃない涙を流してくれた」と感謝を述べ、「(今作の)初鑑賞は、ひかりの家で(武田と)2人で見ました」と仲睦まじい様子で明かしていた。
さらに井口監督プロデュースのアイドルユニット「ノーメイクス」で活動する神門が「私も生配信するんですが、30分に1回お父さんが部屋に入ってきて、部屋の電気を消されるんです」と話すと、椎名は「ネット住民、そういうの大好物だもんね。バズりますよね」と大きく頷く。今作撮影中には怪奇現象が起こったそうで、神門は「私の真横に、落ちるはずのない照明が落ちたんです」と身震いしていた。
また壇上では、劇中に登場した主人公の“もうひとりの人格”ちーちゃんが乱入するひと幕も。自由に走り回り、スマートフォンを振りかざすちーちゃんを、登壇陣は生温かい目で見守っていた。「少女ピカレスク」は、CS放送・ファミリー劇場の会員制サービス「ファミリー劇場CLUB」で配信予定。
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