大泉洋、キム・サンホと日韓相撲対決!? 井上真央の真相暴露に観客爆笑
2018年6月22日 19:30

[映画.com ニュース] 劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲を映画化した「焼肉ドラゴン」が6月22日、全国160館で封切られた。鄭監督をはじめ、キャストの真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、大谷亮平、大江晋平は、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶に出席した。
高度経済成長期真っただ中の日本を背景に、関西の地方都市の一角にある小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」で、故郷を奪われた家族6人が時代の波に翻ろうされながらも力強く生きる姿を描く。舞台版の初演が行われたのは、2008年のこと。鄭監督は、その10年後に映画版の初日を迎えた心境を問われると「本当に感無量です。10年は長い月日にも感じられますが、あっという間にも思える。本作の撮影も約1年前なんですが、それも遠い夢のようだった気がしますし、まるで昨日のことような気もしています」と思いの丈を述べていた。
「焼肉ドラゴン」の大黒柱・龍吉を演じたキム・サンホと、撮影を通じて深い絆で結ばれた大泉。来日したキムが登壇したイベント(5月22日開催)の話題が飛び出すと「私はイベントに出れなかったんですが、夜開かれた食事会には行ったんです」と振り返った。「『映画会社の金でメシだけ食べにきたのか』と悪口を言われましたね(笑)。その後、えらい飲んで大変だったんですよ。私は飲んじゃうと、なぜか相撲をとっちゃう人間。(キムと)“韓国対日本”ということで相撲をしたんです」と話すと、同席していた井上は「しっかり動画に収めさせていただきました」と告白した。
しかし「その時の勝敗はどうだった?」と大泉が問うと、井上は「勝敗というか『ジャパニーズ相撲』『ジャパニーズ受け身』と言って、1人でやっていた。アボジ(キム)は全く見てなかったです」と暴露。さらに「俺、相撲とってないの!? 日韓の対決は実現してないの?」と慌てふためく大泉に「相手にもされていなかった」と追い打ちをかけると、場内は大爆笑。「(井上が撮影した)動画は『焼肉ドラゴン』ソフト化時の特典映像に」というMCの提案には「あほか!」と切り返した大泉だったが、井上の「YouTubeにアップしましょう」という言葉には「『ジャパニーズ相撲』、何万回再生されるだろうな(笑)」とまんざらでもない様子だった。
そんな話題の中心となっていたキムからは、サプライズで手紙が届いていた。「お! 『ジャパニーズ相撲』の感想は?」という大泉の期待は案の定“スルー”されていたが、その内容は「この映画を撮りながら良い思い出をたくさんつくることができました。この素晴らしい映画に出演させていただいたことを、いまだに嬉しく感じています。監督をはじめ、立派な共演者の皆さんに囲まれて、恵まれて、色んな意味で大事な体験だったと思います」と感動的なものだった。
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