大泉洋、父からの教えを告白! 腐ってるか否かは「食べてから判断」
2018年6月13日 18:00

[映画.com ニュース] 劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲を映画化した「焼肉ドラゴン」の大ヒット祈願イベントが6月13日、東京・赤城神社で行われ、鄭監督のほか、真木よう子、大泉洋、大谷亮平が出席した。
高度経済成長期真っただ中の日本を背景に、関西の地方都市の一角にある小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」で、故郷を奪われた家族6人が時代の波に翻ろうされながらも力強く生きる姿を描く。祈願の感想を問われた大泉は「おそらく時間の制限があったんじゃないかな」と首を傾げると、「(祈願の流れを)かなりはしょりましたね。無事に終わったんですけど『はっしょったんですか?』という若干の驚きがあった(笑)」と暴露。そして、苦笑交じりの表情を引き締めて「見事にヒット祈願を終えまして、大変清々しい気持ち。ヒットするでしょう」と振り返っていた。
この日は「焼肉ドラゴン」一家の家訓として「ご飯は家族みんなで食うべし!」「注がれた酒は飲み干せ!」「感情はすべてさらけ出せ!」「好きな人を全力で愛せ!」「明日はえぇ日になると、前を向いて生きろ」が発表された。やがてMCから「自身の“家訓”は?」と聞かれた鄭監督は「あまり“家訓”というものはないんです。その場その場をなんとか生きていけという感じです」と曖昧な回答。本作の印象的なセリフを紡いだ鄭監督とは思えない失態に、大泉は思わず「なんですか、ダメな言葉ですね。考えてこいって言われてなかったんですか?」とクレームを入れていた。
「『いってきます』『ただいま』『おやすみなさい』といった基本的な挨拶を元気よくすること」と切り返した真木に続き、大泉は「どうにか絞り出したのは、物をあまり捨てない親父がよく言っていた『食べられるか、食べられないかは、食べてから判断する』」と答えて、報道陣の笑いを誘った。その教えは現在でも実践しているようで「妻が『(食べ物を)捨てるよ』と言っても、『待ちなさい!』と。私は1回食べてから『うん、腐ってる! 捨てなさい』とやるんです」と語っていた。
大谷が母から常々言われていたのは「コーヒー1杯をケチる人間は大成しない」というもの。「お世話になっている方に、コーヒー1杯程度をおごるかどうか悩む人間は、立派な人になれない」という意図を知った大泉は「俺、さっき楽屋で、マネージャーからすごい軽いトーンで『ヤクルト2本くれ』って言われたんですよ。でも、2本飲む意味がわからない。1本あげなかった」と述懐。そして「大泉さん、それはだめですよ」(大谷)、「私はあげます」(真木)という発言に対して「ヤクルト400ですよ!? スーパーやコンビニに売っているものとは違うんですよ。僕が自宅でとっているやつだから、軽い気持ちで2本飲んでほしくない」とまくしたてていた。
「焼肉ドラゴン」は、6月22日から全国公開。
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