世界初の長編VR映画に「マトリックス」ヒューゴ・ウィービング
2018年6月6日 11:00

[映画.com ニュース] 世界初の長編VR映画として話題を呼んでいる「Lone Wolf(原題)」に、「マトリックス」3部作のエージェント・スミス役で知られるヒューゴ・ウィービングが主演することがわかった。米バラエティが報じている。
同作は、1936年のアルフレッド・ヒッチコック監督作「サボタージュ」、クリストファー・ハンプトン監督の「シークレット・エージェント」(96)と、過去に2度映画化されている文豪ジョセフ・コンラッドの小説「密偵」が原作。舞台を現代のオーストラリアに置き換え、警察のスパイとしてアナキスト集団に潜入した主人公(ウィービング)が、一味によるシドニー・オペラハウス襲撃計画を阻止すべく奮闘する姿を通して、現代社会を脅かす狂信やテロリズムといったテーマを追求する。
「目に入るもの全てを常に携帯で録画しているスティービーというキャラクターの視点をうまく生かし、映画全編を監視映像のようなスタイルで撮影するつもりだ。いつも誰かに見守られているという安心感が得られる一方で、プライバシーの侵害という大きな犠牲を払わねばならないといった、監視社会をめぐる葛藤や問題をテーマにしているという点で、これほどタイムリーな映画はないんじゃないかな」と熱く語った監督のジョナサン・オーグルビーは、通常の2D版とVR版の2バージョンを用意する予定であること、さらに、世界初の長編VR映画となるVR版では、多種多様なレンズを駆使して、200度という広視界を3D環境で実現。ヘッドセットを着用するだけで、これまでにないフルVR体験を堪能できる画期的な映画になると豪語した。
今年後半に撮影開始予定の今作は、2019年にオーストラリアで劇場公開。その後は、映画祭や各種イベント、配信サービスでの配給も視野に入れたうえで、全世界公開を目指している。
関連ニュース






「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」あらすじ・概要・評論まとめ ~無駄を優雅に、エレガントに、ゴージャスに作り込む美学の粋~【おすすめの注目映画】
2025年9月18日 08:30
映画.com注目特集をチェック

てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ

むちゃくちゃすぎておもろい
【この“刺激作”、超オススメ!】“中毒者”爆増中! 世界記録樹立の爆裂ヒット作!!
提供:JCOM株式会社

エグい怖い、そしてむちゃ楽しい――
【超人気ホラー、感動の完結編!!】「ドールハウス」「近畿地方」で戦慄した人、全員集合!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート