上白石萌音、姉妹初共演と辻井伸行の生演奏に感激2倍「どんな言葉でも足りません」
2018年5月20日 22:30

[映画.com ニュース] 2016年の本屋大賞を受賞した小説を映画化した「羊と鋼の森」の完成披露試写会が5月20日、都内のホールで行われた。主演の山崎賢人をはじめ鈴木亮平、上白石萌音・上白石萌歌姉妹、橋本光二郎監督が舞台挨拶。ピアニストの辻井伸行が、エンディング・テーマ「The Dream of the Lambs」などを生演奏した。
2016年の本屋大賞を受賞した小説を映画化した「羊と鋼の森」の完成披露試写会が5月20日、都内のホールで行われた。主演の山崎賢人をはじめ鈴木亮平、上白石萌音・上白石萌歌姉妹、橋本光二郎監督が舞台挨拶。ピアニストの辻井伸行が、エンディング・テーマ「The Dream of the Lambs」などを生演奏した。
山崎扮する見習い調律師の成長たんで、「調律師の仕事は知らなかったけれど、役者として感じたことと照らし合わせて表現すればリアルかなと思って演じた」と解説。先輩調律師役の鈴木は、「クランクイン前に監督から、賢人を成長させてほしいと言われ、撮影が終わった後も割と飲みに連れて行った」と、文字通り支えたことを強調した。
上白石姉妹は初共演で、姉の萌音は「背が低いけれど、私が姉です」とちゃめっ気たっぷりに挨拶。2人ともピアニスト役だったため、5カ月間の猛特訓を積み、萌歌は「座る姿勢など基本からすべてやりました」とアピール。萌音も「人生にとって、大切な1本になりました。絆が深まって、共有するものがひとつ増えて幸せでした」と喜びをかみしめた。
それだけに、辻井の演奏には2人とも感激の面持ち。特にラベル作曲の「水の戯れ」を劇中で披露する萌音は「辻井さんの演奏を何百回と聴いたので、私の理想の音は辻井さんの音でした。繊細でやわらかく、でも力強い。どれだけこの音に支えられたか、どんな言葉でも足りません」と感慨深げだ。
山崎も、「優しい感じで、すごく癒されました。今日、ここに来て良かったと思う。すごく元気をもらいました」と素直な感想。だが、鈴木がすかさず「(来るのは)当たり前だろっ」とツッコんでいた。
「羊と鋼の森」は、6月8日から全国で公開される。
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