AKIRA、「MIFUNE」ナレーションで「用心棒」の台本を待ち受けに「お守りです」
2018年5月12日 15:30

[映画.com ニュース] 三船敏郎さんのドキュメンタリー映画「MIFUNE:THE LAST SAMURAI」が5月12日、東京・有楽町スバル座で封切られ、出演した女優の香川京子、司葉子、三船さんの長男・史郎さん、ナレーションを務めた「EXILE」のAKIRAが初日舞台挨拶を行った。
黒澤明監督の「七人の侍」「用心棒」、稲垣浩監督の「宮本武蔵」などに焦点を当て、1991年に「収容所の長い日々 日系人と結婚した白人女性」でアカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞したスティーブン・オカザキ監督が三船さんの実像に迫った作品。これまで世界各国の映画祭で上映されてきたが、香川は「日本ではいつ公開されるのか、心待ちにしていた。本当にうれしい」と目を細めた。
三船さんとは数多くの作品で共演し、「豪快な印象がありますけれど、本当に繊細で困っている人がいると手伝ってあげようという気持ちをいつも持っていらした。すごい努力家でもあって、台本を見ている姿を見た人がいないというくらいセリフはすべて入っていた」と思い出を吐露。同じく「七人の侍」が公開された1954年に東宝に入社した司も、「懐かしいことばかり。台風で成城のご自宅の近くの川が氾濫(はんらん)した時、ご自身のボートを引っ張ってきて人命救助をしていましたよ」と武勇伝を披露した。
AKIRAは、「こんな偉大な人たちと同じステージに立てることに感謝します」と感激の面持ち。三船さんについては、「映画人の枠を超えてお人柄、精神が世界を魅了したんだと映画を見て思いました。サムライスピリッツを世界に広めたと言っても過言ではないですよね」と尊敬のまな差しで語った。
英語版のナレーションは米俳優のキアヌ・リーブスが担当したが、「三船さんの荒波のような強さ、日本男児の象徴である豪傑さを意識した」と説明。収録の際には、三船さんが「用心棒」で使った台本を見せてもらったそうで、「天に挨拶しながら、写メを撮りました。パワーをいただけるようで、お守りとして待ち受けにしています」と明かした。
なお、舞台挨拶の司会は水道橋博士が務め、「オフィス北野のラストサムライです」と自ちょう気味のギャグなどで、会場の笑いを取っていた。
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