柳楽優弥×小林薫、「夜明け」で映画初共演! 是枝裕和の愛弟子が監督デビュー
2018年5月11日 08:00

[映画.com ニュース] 柳楽優弥が主演し、小林薫と映画初共演する「夜明け」が、2019年に公開されることが決定した。是枝裕和監督らが立ち上げた制作者集団「分福」に所属する広瀬奈々子が、今作で監督デビューを果たす。
映画は、是枝監督や西川監督のもとで、長年監督助手を務めてきた広瀬監督が脚本を書き下ろしたオリジナル作品。秘密を抱えた青年と、シンイチを偶然助けた見ず知らずの初老の男の物語を紡ぐ。ある日、川辺を歩いていた哲郎(小林)は、水際に倒れていたシンイチと名乗る青年(柳楽)を自宅で介抱する。青年は徐々に心を開いていき、2人は何かを埋め合うように信頼関係を築いていくが、シンイチには本名を明かせない事情があり、哲郎にも決して忘れられない過去があった。
柳楽は、「地方での撮影中、共演者の方々と、不思議と役柄のような距離感で過ごせたこともあり、支えられたことも多かったです。小林薫さんとは、大河から続いて1年以上ご一緒させていただいたので、信頼を寄せて撮影に挑むことができました。広瀬監督は、初めてお会いした時から嘘のない目をしていて、この人について行こうと思える、とても心強い監督でした。皆さまのもとにこの作品が届くことを、楽しみにしております」とコメントしている。
一方の小林は、演じた哲郎を「自分の息子とは上手に向きあうことができず、事故でその息子を失っている役でした。柳楽くん演じる青年と出会い、失った息子との時間を取り戻そうとするこれまた難しい役どころでした」と説明。「でも、柳楽くんとはその前にドラマで一年近くも一緒でしたので、スムーズに入れましたしやりやすかったですね」「監督は女性で初監督ということでしたが、シミレーションを何度としたのか、頭のなかにしっかり出来上がったモノがあったんでしょうね。ブレずに指示していたことが印象的でした」と撮影時を述壊する。
広瀬監督は、同世代の柳楽とは撮影現場で互いが納得するまで対話を重ね、小林からはセリフの間から美術にいたるまで具体的なアイデアをもらったという。「実質脚本に向かったのは約1年半ほどですが、震災以降の社会や権力のあり方について、20代の間に自分のなかで悶々としていたものをすべてぶつけるつもりで書き始めました。若い世代とその親世代に、それぞれの角度から見てもらえると嬉しいです」とアピールしている。
「夜明け」は、2019年に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
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是枝裕和監督作品「ラストシーン」
iPhone 16 Proで撮影。主演は仲野太賀と福地桃子。(提供: Apple)