爆弾テロの“瞬間”が公開!「ボストン ストロング」本編映像

2018年5月11日 21:00

2013年に発生したボストンマラソン 爆弾テロ事件を映画化
2013年に発生したボストンマラソン 爆弾テロ事件を映画化

[映画.com ニュース] ジェイク・ギレンホールが製作・主演を務め、ボストンマラソン爆弾テロ事件を題材にした映画「ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた」(公開中)の新たな本編映像が、公開された。

2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件で、両足を失う被害を受けた実在の人物ジェフ・ボーマン氏の実話を映画化。テロ事件の犯人特定に一役買ったことで一躍脚光を浴びた平凡な青年ボーマン(ギレンホール)が、両足を失った痛みや周囲の期待とのギャップに苦悩しながらも、新たな一歩を踏み出していくさまを描く。

このたび公開された映像では、すべての発端となる爆弾テロの瞬間を切り取っている。元恋人のエリン(タチアナ・マズラニー)に復縁してもらおうと、エリンが出場するボストンマラソンの応援に駆け付けたボーマン。近くの観戦者に気軽に話しかけるなど楽しんでいたボーマンは、帽子にサングラスをかけられた怪しげな男にぶつかられ、「なんだよ……」と恨みがましい目で男を見つめる。その後、何かを見つけたのか地面を見るボーマンの姿が映し出された後、ごう音と共に爆発が起こる。当時の記憶が呼び覚まされるようなショッキングなシーンであると共に、ボーマンの運命が気にかかる内容だ。

1990年から2014年までボストンに在住した、元ハーバード大学助教授で医師の李啓充氏は、「(テロの後に)銃撃戦がボストンのすぐ近くで起きて、犯人の2人のうち1人が射殺されました。もう1人の行方がわからないという状況で、ボストン、それから近郊の町、全てに外出禁止令が出されました。夕方くらいにまた銃撃戦が始まって犯人逮捕に近づくきっかけになるまで、1日の言い知れない不安と重苦しさは忘れられない」と当時を生々しく振り返る。

また、李氏は本シーンの“その後”についても言及。ボーマンに応急処置を施し、命を救ったカルロス(カルロス・サンズ)について、「カルロスは(爆破が起こった時に)道の向こう側にいたのですが、『助けなきゃ』ということで爆発した中心に向かっていき、ジェフ(・ボーマン)を救った。新聞に載った写真で、彼はジェフの横で赤いチューブのようなものを指でつまんでいました。その赤いチューブは何かというと、ジェフの大腿動脈なんです。大腿動脈をつかんでいなければ血が吹き出て、失血死していたのではないか。とっさの判断でジェフの動脈をつまんで、車椅子に乗せて運んでいったカルロスの勇気も素晴らしかった」と称賛している。

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