ブルース・ウィリスがマイク・タイソンを発掘した伝説のトレーナーに ルパート・フレンド監督デビュー作
2018年5月9日 11:00
[映画.com ニュース] マイク・タイソンやフロイド・パターソン、ホセ・トーレスを育てた伝説のボクシングトレーナー、カス・ダマトを描く伝記映画「Cornerman(原題)」に、ブルース・ウィリスが主演することがわかった。
米ハリウッド・レポーターによれば、ドラマ「HOMELAND」や映画「名もなき塀の中の王」で知られる俳優ルパート・フレンドが、自ら執筆した脚本をもとに、長編初メガホンをとる。
パターソンとトーレスを世界チャンピオンとして育て、ボクシングコーチとしては半ば引退状態だったダマトは、ニューヨーク郊外のキャッツキルに移り住み、そこで小さなボクシングジムを経営していたとき、タイソンと出会った。
ダマトの長年のパートナー、カミーユがジムに連れてきたのが13歳のタイソンで、ケンカに明け暮れていた問題児タイソンの、ボクサーとしての希有な才能を見抜いたダマトは、自宅にタイソンを住まわせ親代わりとなって育てた。ダマトは1985年に死去し、その翌年にタイソンは20歳4カ月の史上最年少で世界ヘビー級チャンピオンとなった。
映画「Cornerman」はキャッツキルが舞台で、ウィリスがダマト役で主演。タイソン役はこれから選考される。今秋クランクインの予定。