生島翔、準主役の米映画が世界190カ国配信 夢はハリウッドで“SHOTIME”
2018年5月1日 07:00

[映画.com ニュース] フリーアナウンサーの生島ヒロシの次男で俳優・ダンサーの生島翔が準主役に抜てきされた米映画「DARC」が、5月1日からNetflixで世界190カ国に配信される。
撮影は2015年で、約3年を経ての待望の“公開”。翔は、「長かった。何度も流れるんじゃないかと一喜一憂する不安な日々もありましたが、僕の中で一番大切な作品なので、世に出ることになってすごくうれしい」と相好を崩した。
幼少の頃から俳優にあこがれ、15歳の時に単身渡米。全く話せなかった英語を猛勉強するかたわら、コンテンポラリーダンスで頭角を現す。独のカッセル州立劇場とソリストとして契約するなど活躍の場を広げたが、俳優の夢を捨てきれず10年に帰国。舞台などに出演しながら、海外の映画、ドラマのオーディションを受け続け「DARC」でチャンスをつかんだ。
米サンフランシスコを舞台にした、日本のやくざ組織に母親を殺されたインターポール捜査官ダーク(トニー・シエナ)の復しゅう劇。翔は、ダークの組織潜入を手引きし相棒となる暴力団員シゲル役で、壮絶なアクションにも挑み「アドレナリンが出まくって、終わった後は抜け殻のようになっていることもあった」と全身全霊を注いだことを強調する。

日本からはほかに渡辺哲、椎名桔平が出演。父親役の椎名に殴られるシーンでは本当に当ててもらうなど体を張り、「毎晩のようにご飯に連れて行ってもらい、支えられる部分が多かった。着ていたジャケットもいただいて、今も大事にとってあります」と振り返った。
現在もオーディションに果敢に挑戦しており、なかなか吉報は届かないが「自分の武器は英語と身体能力。海外では日本のことについて聞かれることも多いので、日本の文化への見識を広めるため日舞も始めました。行動することが大事だと思っています」と悲観はしていない。父のヒロシも「子どもが好きな仕事で食っていけるようになればいい。それまではいろんな形でサポートします。5年以内に形になれば」と背中を押す。
米大リーグではエンゼルスの大谷翔平が二刀流で大活躍しているが、同じ翔の字を持つ身として「僕もダンスを踊る時は“SHOTIME”と言われていた。おこがましいですが意識するところはあります」。ハリウッドでもSHOTIMEを実現させる決意をにじませた。
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