世界を挑発し続ける覆面アーティストの影響力に迫る「バンクシーを盗んだ男」、8月公開
2018年4月13日 12:00

[映画.com ニュース] 正体不明のグラフィティアーティスト・バンクシーと、その作品がもたらす影響力に迫るドキュメンタリー「The Man Who Stole Banksy」が「バンクシーを盗んだ男」の邦題で8月4日に公開が決定、このほどティザービジュアルがお披露目された。
イタリアのマルコ・プロゼルピオ監督が、世界を挑発し続ける覆面アーティストととして知られるバンクシーという人物、そして、各地の壁に描かれ、数千万円~1億円という超高額で取引されるバンクシーの作品が世界の人々にもたらす影響を映す。音楽界のカリスマ、イギー・ポップがナレーションを務める。
紛争地区に指定されているパレスチナ・ヨルダン西岸地区にあるベツレヘム。そこにはパレスチナとイスラエルを分断する高さ8メートル、全長450キロを超える巨大な壁が存在し、そのパレスチナ側の壁の一部にバンクシーは「ロバと兵士」を描く。この絵がパレスチナで反感を呼び、怒った地元住民が壁面を切り取ってオークションへかけてしまう。巨大なコンクリートの壁画はベツレヘムから海を渡り、美術収集家たちが待つオークションハウスへ送られる……。
「バンクシーを盗んだ男」(banksy-movie.jp)は、8月4日から新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。
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