映画芸術科学アカデミー会長、セクハラ3件告発され捜査
2018年3月19日 13:20

[映画.com ニュース] 「#MeToo」や「#TimesUp」に代表されるセクハラ撲滅運動が世界的に勢いを増すなか、今度はアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)のジョン・ベイリー会長にセクハラ疑惑が浮上した。
米バラエティによれば、AMPASは3月14日(現地時間)、ベイリーからセクハラ行為を受けたとする告発が3件寄せられたことを受け、ただちに調査を開始。だが、「寄せられた苦情は全て、特別委員会がアカデミー行動規範に基づき調査を行ったうえで、役員会に報告書を提出することになっていますが、告発者保護の観点から、最終的な調査結果が出るまで本件に関するコメントは控えさせていただきます」という声明を発表しただけで、詳細については明かされていない。
「再会の時」「恋愛小説家」など数々の名作を手がけたベテラン撮影監督のベイリーは、昨年8月に会長に就任以降、ニューヨーク・タイムズ紙によるセクハラ暴露記事が掲載されてからわずか10日後にハーベイ・ワインスタインを除名。さらに権力の乱用やハラスメント、あらゆる差別を無条件で禁止する新たな行動規範を設け、同規範に反する行為が発覚した会員に対する処分を裁定する諮問委員会を立ち上げるなど、積極的にセクハラ問題に取り組んできた。
映画人たちにとって模範であるべきAMPASの会長にセクハラ疑惑が持ち上がったことで、ハリウッドに再び大きな波紋が広がりそうだ。
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