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井浦新&成田凌“あの夏の日々”を封じ込めた共演作公開に感激「幸せです」

2018年3月17日 16:30

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感無量の初日挨拶!
感無量の初日挨拶!

[映画.com ニュース] 井浦新が主演、成田凌が共演する映画「ニワトリ★スター」が3月17日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で封切られ、井浦と成田をはじめ、紗羅マリー、LiLiCo、ペロンヤス、シャック、マグナム弾吉、かなた狼監督が同館で舞台挨拶を行った。

登壇した井浦は、公開初日の喜びを噛み締めるように一呼吸置いた後「皆様、公開初日に見に来てくださってありがとうございます。本当にありがとうございます!」と客席に言葉を投げかけた。MCからファッションを「王子様のような姿」とイジられた成田は「羽生結弦です」と茶目っ気たっぷりにポーズを決めると、すぐさま「幸せです」とニッコリ。「やっとこの日を迎えることができました。みんな色んな思いを持って、この場に立っています。本当に幸せです! 自信あります」と言葉に力を込めていた。

かなた監督とは10年来の“親友”だという井浦。「そもそも監督とはミュージシャンとして出会ったんです。その時に約束したのが『映画を一緒に作る』ということ。今日こうやってスクリーンで上映されますから、ちょっとくるものがありますね。まずは監督におめでとうございます、そしてありがとうございますと言いたい」と語ると、かなた監督は「映画作りは色々な人たちの努力、苦労を絞り上げて作品に仕上げていく。色々な意味を込めた『ありがとうございます』と『ごめんなさい』があるけれども、何より言葉が見つからない」と感激の面持ち。そして横に並ぶキャスト陣を見やると「家族がみんな帰ってきたような、なんとも言えない安ど感がある」と思いの丈を述べた。

「恥ずかしいものなんて何もない。(井浦に)全てを委ねていいですよ」(成田)、「(成田との関係は)まれなケース。裏で築き上げたものを、そのまま表に出していく。映画には2人が過ごした暑い夏の日が映し出されている」(井浦)という言葉が象徴するように、固い絆で結ばれたかなた組。公開初日は「別れの日でもある」と話すかなた監督は、「キャラの名前で呼ぶことはもうない。今日でお別れ。そういう形で作品が世に誕生する。“あの夏の日々”と呼ぶのが相応しい。だんだんと表現の幅が狭くなり、コンプライアンスだなんだと言われていますが、この作品でその得体のしれない狭まりを押し返したい」と胸中を吐露すると、井浦らに向き合い「ありがとうございました」と改めて感謝の気持ちを伝えていた。

締めの挨拶を任された井浦は「僕らの思いだけでは映画は完成しない。皆様が見に来てくださるからこそ、こうやって上映ができました。飛べないニワトリを飛ばさせてくださったのは、皆様のおかげです」と感謝のメッセージ。「目を覆いたくなるシーンもありますが、目をそらさずに全てを見届けてください。最後には皆さんの心の中には、必ず“光”が残ると思います」と笑顔で観客に呼びかけていた。

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