岩ちゃん、二段構えのサプライズに苦笑のち感涙「いやあ、参ったなあ」
2018年3月10日 15:23
[映画.com ニュース] 「EXILE」「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典の主演映画「去年の冬、きみと別れ」が3月10日、全国329スクリーンで封切られた。岩田は共演の山本美月、斎藤工、瀧本智行監督らと東京・丸の内ピカデリー1で舞台挨拶。待望の初日に「万感の思いです。スタッフ、キャストが一丸となった、こん身の作品。いよいよスタートなので、どんどん盛り上げていきたい」と言葉に力を込めた。
「教団X」などで知られる人気作家・中村文則氏の同名小説が原作で、岩田演じる記者とその婚約者が、猟奇殺人の容疑者に人生を狂わされていくサスペンス。舞台挨拶は上映前で、ネタバレなど作品の内容に言及できない代わりに、登壇者に映画にちなんだ3問のクイズを出題し、最下位が事前に聴取してある「恥ずかしい秘密」を暴露されることになった。
「エンドロールにクレジットされている人、会社の数は?」などかなりの難問に、瀧本監督を除く全員が2問続けて不正解。最終問題は「ロケ地・金沢の昨年の積雪量は?」だったが、なんと岩田以外の全員が「111センチ」でドンピシャの正解。ただ1人、「100メートル」と答えた岩田は「おかしいだろ。そういうことか」と、だまし討ちに遭ったことに気づき苦笑いで吐き捨てた。
だが、用意されていた「恥ずかしい秘密」は、実は瀧本監督からの感謝の手紙という二段構えのサプライズ。「愚直に、誠実に役と向き合って、岩田剛典にしか演じられない主人公をつくり上げた」というその内容に、岩田は「いやあ、参ったなあ」と感激の涙を流した。
それでも、「うれしいです。監督に出会えて良かった。またご一緒できるように技を磨き、役者として成長した姿を見せたい」と声を絞り出して感謝。そして、「この作品に込められたメッセージは、人間の不思議さ。愛情や憎しみなど、いろいろな感情が詰まっていて、愛する人のために人はどれだけ変われるかという究極の純愛だと思っている。一瞬たりとも、まばたきせずに見てくたさい」とアピールしていた。