山本千尋「そろばん侍 風の市兵衛」に出演! 主演・向井理を狙う女剣士に
2018年3月6日 15:00
[映画.com ニュース] 女優の山本千尋が、NHKドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」に出演することがわかった。山本が演じるのは、主演・向井理扮する“そろばん侍”唐木市兵衛を狙う清国の女剣士・青役。数々の世界大会で優勝した経験を持つ中国武術のスキルを駆使して、向井とともに壮絶な殺陣を披露する。
物語の背景となるのは、文政。江戸では、町民文化が花開き豊かさを謳歌する一方、武士の台所事情のひっ迫は隠しようもなくなっていた。そんな時代に人々が頼ったのが、半年毎の契約で家計を預かる「渡り用人」。筆頭目付の家に生まれながら家を出て上方に上り、あらゆる商売を経験してそろばんの技を身につけた主人公・唐木市兵衛は、剣の達人という別の顔を持っていた。愛する者を守る時だけに抜く剣、人呼んで「風の剣」の使い手である市兵衛が、実直に生きる人々を苦しめる悪をなぎ倒していく。
幼少期より中国武術を習い、2008年と12年に世界ジュニア武術選手権大会「槍術」部門で金メダルを獲得、10~12年のJOCオリンピックカップ「長拳」「剣術」「槍術」部門で3年連続優勝経験を持つ山本。14年の映画「太秦ライムライト」で映画初出演ながらヒロインの座を射止めると、15年のジャパンアクションアワードでベストアクション女優賞優秀賞を獲得した。その後、人気漫画「キングダム」の連載10周年けて実写特別動画、「新選組オブ・ザ・デッド」「BRAVE STORM ブレイブストーム」などに出演。待機作として「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!」(3月10日公開)が控えている。
「2014年に時代劇ゆかりの地である京都太秦で女優デビューをさせて頂いて以来、ずっと時代劇に出ることを目標としておりました」と語る山本は、本作への参加について「喜びと同時に、自分は本当に出会いや、周りの方に恵まれてこの作品に携われることが出来るんだなと感じました」と感慨もひとしおの様子。3歳からスタートさせた中国武術は「私にとって自分の人生の一部」と説明し「青を演じることが出来るのはとても有難く、幸せなことです。18年目になる今も、難しさや素晴らしさ、新しい発見を毎日感じています。青を通して、私の強い想いが伝わるといいなと思います」とコメントを寄せている。
「そろばん侍 風の市兵衛」は、向井と山本のほか、原田泰造、加治将樹、山本千尋、橋本マナミ、渡辺いっけい、筒井道隆、村川絵梨、鈴木福、でんでんらも出演。NHK総合で5月19日から毎週土曜午後6時5分から放送開始。全9回。