太秦ライムライト

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太秦ライムライト
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解説

チャンバラ時代劇の黄金時代を支えてきた京都・太秦を舞台に、時代劇を愛する人々の現在を描いた人間ドラマ。太秦の日映撮影所に所属する香美山清一は斬られ役ひと筋の俳優人生を歩んできたが、近頃は若者向けの新たな時代劇の波にのまれ、出番を失いつつあった。そんなある日、新人女優のさつきと出会った香美山は彼女に往年の女優たちの面影を感じ、殺陣の稽古をつけることに。香美山の指導のおかげでチャンスをつかんださつきは、東京でスター女優としての道を歩んでいく。時が経ち、大作時代劇の主演を務めることになったさつきは、すでに引退した香美山との共演を熱望するが……。「ラスト サムライ」にも出演した斬られ役の第一人者で、「5万回斬られた男」とも呼ばれる福本清三が映画初主演を務めた。

2014年製作/104分/G/日本

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映画レビュー

5.0追悼・5万回斬られた男

2021年1月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

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しゅうへい

4.5時代劇の名脇役の生き様

REXさん
2020年10月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

興奮

福本清三さんが座り、佇み、殺陣をする。楽屋で顔を造る、踏切が上がるのを待つ、盆栽の手入れをする。
もうそれだけでなんだか切ないのである。
殺陣役者というより、一人の武芸者の面立ち。人を生かすも殺すも人次第。「殺された」場合の人間のいかに惨めなこと。

人間、どんな状況であっても後輩は先達に対してこういう処遇をしてはいけない、引き際をきちんと設けなければならない、としみじみ思った。「人の顔を立てる」という日本語は正鵠的を得ている。
ひどい扱いを受けても、うつむき加減に黙々と与えられた仕事を全うする愚直さに、何度も目が潤んだ。

ドキュメンタリーにも胸を打たれました。
劇中も時代劇スターを演じる松方弘樹に対して、挑発するシーンで何度もつまづく福本さん。
劇中の香美山は、福本さんそのままだから、本当の大スター松方弘樹に対してどうしても暴言が言えない。そんな福本さんに松方さんが「おい、同級生。とって喰いやしねえよ」と気遣うのだ。福本さんは「主役なんて」と謙遜するけれど、立派に背中で泣かせる役者だと思う。

邦画らしくない編集だなと思ったら、ハリウッドで映画を学んだ日本人と、撮影監督のコンビが撮りあげたものでした。
ただ、さつきが一躍脚光を浴びた後に派手なワンピースを着てきたり、トップアイドルが月代を嫌がってかつらを付けるなど、ちょっとステレオタイプすぎるシーンに失笑も。

香美山がいったん田舎に引っ込んだ時の、田畑で棒きれを使った美しい殺陣シーンは、【ベストキッド】を彷彿とさせます。こういったわかりやすさも、外国で受け入れられやすいと思う。

あらゆる角度から撮れるだけとって、編集で良いカットをつなぎ合わせるハリウッドの手法と、一発撮りを信条とした殺陣師の食い違いがあって、最初は監督さん辛そうでしたけど、出来上がってみたらキャストも納得だったのではないでしょうか。監督が日本人だから、描写に変なところもないし。
きっと外国人からみたら名札で出番を割り振るシステムは「アナログ」に見えるだろうけど(笑)

大一番の殺陣シーンはデジタルからフィルムのようにタッチが変わるのだが、その「劇中劇」があまりに格好よくって。
最後に香美山倒れ込むシーン。
「引退」の象徴以上に、一人の男の「役者生命」が終わり、まるでそのまま死んでしまうようで切なかった。

つくづく、アイドルばかりを主役に登用する「なんちゃって時代劇」ばかり横行する昨今、本物の時代劇をみたい!と欲していた自分に気がつきました。
一昔前の時代劇スターも若いうちに主役をはる人が多かったけど、「顔」の迫力やオーラが違う。
精神年齢がどんどん下がっているのかもしれない。

「どこかで誰かが見ていてくれる」という台詞とともに、後世に良い時代劇を残してもらいたい。
そのために観客は何ができるだろう。

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REX

5.0熱い生き様‼

みーちさん
2017年5月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

泣ける

男のあるべき姿。
静かに、ただ真っ直ぐに生きる。
自分を信じて、相手を信じて。
がんばっていれば、誰かが見ている。
素敵な作品、俳優に出逢えました。

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みーち

5.0取り合えず斬られたい!!

2017年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

題材も良く極上の面白さでした。人生が色々詰まっていて邦画の中では宝石のような存在だと思います。最後もスパッと終わって美しいです。主演の福本清三さんは前に出過ぎない絶妙な存在感でした。プロデューサーはキャラ変しない方が良かったです。本作の山本千尋さんを初め、清野菜名さんや武田梨奈さん等若手のアクション女優は何人かいて劇場でもっともっとアクションを観たいのですが、現在の邦画では活躍の場が少なくてとても寂しいです。これだけ政府がやりたい放題で格差が増大し悪が蔓延っている現代では、コメディではなく勧善懲悪の正統派時代劇はとても需要があると思うのですが、現在の芸能マスコミには無理なのでしょう。また燻っている方もいらっしゃるのでしょう。そのような中で素晴らしい映画を作って下さり制作者の皆様ありがとうございます。子供の頃、松方弘樹さんの殺陣を観てその姿と無駄のない動きに魅了されましたが、新しい映画で再び堪能でき嬉しいです。松方さん本当に格好良いです。どうか安らかに眠ってください。

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