イーストウッド監督の“すご味”は?堀潤&モーリー・ロバートソン&木佐彩子が持論展開
2018年2月23日 18:00

[映画.com ニュース] クリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」の公開記念トークイベントが2月22日に都内で行われ、国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン、ジャーナリストの堀潤、フリーアナウンサーの木佐彩子が出席。それぞれの立場から、映画の見どころを解説した。
2015年8月21日に起こった無差別テロを題材に、現場に居合わせ、犯人を取り押さえた当事者3人を主演に迎えて映画化。米空軍兵のスペンサー・ストーンとオレゴン州兵のアレク・スカラトス、そして2人の幼なじみである青年アンソニー・サドラーは、オランダのアムステルダム発の高速列車に乗り、フランスのパリを目指すが、同じ列車には銃で武装したイスラム過激派の男が乗り合わせていた。
堀は「実際の事件を振り返る過程で、背景にある複合的な要因を注意深く描き、社会問題と向き合うための“気づき”をうまくちりばめている」と語り、「そういう意味では、イーストウッド監督はジャーナリストだと思う」と力説。「政治的な主張ではなく、ヒューマニズムに基づき、個を描き切ることで、当事者性を喚起させるメッセージが存分に伝わる」と話していた。
木佐とロバートソンは、一緒に試写を見たといい「3日前のことですが、今も余韻に浸っています。モーリーさん、泣いていましたよね?」(木佐)、「あっ、バレた? 特に後半は自分でもなぜ泣いているんだろうと思った」(ロバートソン)と語った。
そんなロバートソンは、「銃規制の声が高まる中で、この映画を見た若い世代が、トランプさんにノーを突きつける。それくらい強烈な表現力があるストーリー」だと本作を称賛。劇中には、主人公の成長を見守るシングルマザーの姿も描かれており、木佐は「子どもが発する個性やメッセージを、ちゃんと受け入れることが大事だと改めて気づかされた」と自身の子育て経験と照らし合わせていた。
「15時17分、パリ行き」は、3月1日から全国公開。
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