大杉漣さん急死、「バイプレイヤーズ」共演者も「現実を受け入れられない」
2018年2月22日 08:43

[映画.com ニュース] 北野武監督の「ソナチネ」、「HANA-BI」などで知られる俳優の大杉漣(本名大杉孝=たかし)さんが2月21日午前3時53分、急性心不全のため死去した。66歳。同日、所属事務所がホームページで発表した。葬儀は家族らの意向により、親族のみで執り行う。
日本を代表する名バイプレーヤーが逝った。大杉さんは、テレビ東京の連続ドラマ「バイプレイヤーズ もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら」に出演中。関係者によれば、20日の同作の関東近郊でのロケを終えてホテルに戻り、食事の後で自室に戻った後、体調不良を訴えたという。田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一の共演者とのグループLINEに「具合が悪い」と書き込み、松重が「病院、行きますか?」と返し最寄りの病院に向かったが、そのまま帰らぬ人となった。
最期は松重に加え、田口、光石、遠藤も看取ったという。共演者は「バイプレイヤーズ一同」として、テレビ東京のホームページに「余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。『バイプレイヤーズ』という実名をさらした上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません。しかし最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました。永遠に我々の目標であり、憧れでもある漣さんを、一同、心から誇りに思います。お疲れさまでした。どうか、安らかにお休みください。漣さん、ありがとうございました」とコメントを寄せている。「バイプレイヤーズ」は21日放送の第3話は予定通り放送されたが、今後は未定という。
大杉さんは1951年、徳島県生まれ。サッカー選手を目指していたが、けがで挫折し、無言劇の転形劇場と出合い太田省吾氏に師事。ピンク映画で経験を積み、1993年に北野監督の「ソナチネ」のオーディションに遅刻したにもかかわらず合格し、撮影では当初の設定より役柄が大きくなり注目された。その北野監督の「HANA-BI」などでその年の助演男優賞を総なめにし、その存在を知らしめた。その後は映画、テレビを問わずさまざま役柄を演じ人気を博していた。
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