映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

二階堂ふみ&吉沢亮、小沢健二のサプライズメッセージに「感無量です」

2018年2月18日 17:45

リンクをコピーしました。
ベルリンから帰国しての舞台挨拶
ベルリンから帰国しての舞台挨拶

[映画.com ニュース] 岡崎京子氏の人気漫画を、二階堂ふみ吉沢亮の共演で実写化した「リバーズ・エッジ」の公開記念舞台挨拶が2月18日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、二階堂と吉沢のほか、森川葵上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、メガホンをとった行定勲監督が出席した。

2月16日に全国108館で封切られた本作は、空虚な生活を送る女子高生の若草ハルナ(二階堂)やゲイであることから高校になじめず、いじめられる山田一郎(吉沢)らの日常が、河原に放置された“人間の死体”を中心に交錯していく姿を描く。第68回ベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニング作品として上映され、現地から前日に帰国した二階堂、吉沢、行定監督。「すごく盛り上がっていました。この映画でベルリン国際映画祭に参加できたことがとても幸せでした」と二階堂が振り返ると、映画祭初参加となった吉沢は「敷居の高い場所だと思っていたんですが、お祭りのような感じでした。これだけ映画好きの方々が集まるところもなかなかないので、かなり面白かったです」と充実の表情を浮かべていた。

この日は、映画主題歌「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」を書き下ろした小沢健二のサプライズメッセージが代読された。二階堂とともに岡崎氏と面会した思い出に触れ「ふみさんが『リバーズ・エッジ』の映画化にかけた熱量は、小宇宙を創れるくらいのものです。それをふみさんは静かにたたえて、京子さんに話をしていました。そこから流れ出した水がこうやって、映画となってみなさんに届きました。ラッシュを見た時は、ふみさんの顔が京子さんそっくりに見える場面があり、驚きました。あれはなんなのだろうと、今も思っています」と言葉が紡がれた。

そして「吉沢亮くんのあの横顔から川を鳥が飛んでいくシーンは、記憶して、再生して、何度も考えて、音にしていきました。ぼくにとってのヒントは、ふみさんの肩でした」と主題歌に関する制作秘話が語られ「世田谷の小さな空間から流れ出した水が、大きな川になって、流れています」「本当に良かったです、『リバーズ・エッジ』」と締めくくられた。小沢の言葉にしみじみと耳を傾けていた二階堂は「感無量です」と口火を切り、行定監督に「よかったですね」とほほ笑みかけた。「クランクインする時、『リバーズ・エッジ』について、監督やキャスト全員で話し合い、考えました。それぞれの思いや気持ちをぶつけ合った作品ですので、皆さんにお披露目することができて嬉しく思います」と思いの丈を述べた。

二階堂と同じく開口一番「感無量です」と語った吉沢。「(本作は)ふみちゃんと初めてご一緒させていただいた撮影で『リバーズ・エッジ、知ってる?』と聞かれたところから始まりました。この作品に関わるようになってから3年くらい経っていますし、今公開しているんだということが不思議な感じですね」と胸中を吐露すると「映画はお客さんに見られて、初めて完成すると言いますし、たくさんの方に広まっていけばいいなと思います」と話していた。

締めの挨拶を任された行定監督は「映画が完成するということ、映画がつくられるということ、どちらとも奇跡的なことだと思っています」と客席に視線を投げかけた。「二階堂ふみと出会って、『リバーズ・エッジに興味はあるか?』と聞かれ、興味がないわけがない、しかし心のなかでは偉大なる漫画家・岡崎京子の最高傑作を映画化するなんておこがましいという気持ちもありました。ただ“原動力”になった二階堂ふみが『映画にしたい。自分がハルナをやるには、あまり時間がない』と言うわけです。ある種挑戦状をもらったようなもの。やがて小沢さんが加わり、ベルリンが僕らの映画を呼んでくれた。この奇跡的なことが、今日皆さんに届いて、初めて帰結しました。この思いがひとりでも多くの人に広がっていけばいいなと思っています」と熱を込めて語っていた。

フォトギャラリー

二階堂ふみ の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

凶悪

凶悪 NEW

死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。

HOW TO HAVE SEX

HOW TO HAVE SEX NEW

ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

セルビアンフィルム 4Kリマスター完全版

セルビアンフィルム 4Kリマスター完全版 NEW

内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る