天才的な洞察力でNYの都市計画に革命を起こした女性のドキュメンタリーが4月公開
2018年2月10日 08:00

[映画.com ニュース]建築界のバイブルとして知られる「アメリカ大都市の死と生」の著者に迫った初のドキュメンタリー「ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命」の公開が4月28日に決定、このほどビジュアルと予告編がお披露目された。
1950年代ニューヨークのダウンタウンに住む主婦だったジェイン・ジェイコブズは「アメリカ大都市の死と生」で、アメリカン・モダニズムを背景にした画一的で自動車中心の都市計画に対して、天才的な洞察力と行動力で、まったく新しい都市論を展開し世界に大きな衝撃を与えた。当時の貴重な記録映像や声を織り交ぜ、“常識の天才”ジェイコブズに迫った初のドキュメンタリー映画。マリサ・トメイ、ビンセント・ドノフリオら、ニューヨークにゆかりのある俳優たちが参加している。
実際に街で暮らす者の視点で、多様で文化的で、いきいきとした街をつくる独創的なアイディアを練りあげたジェイコブズ。対するは“マスタービルダー”の異名を持つ都市開発の帝王ロバート・モーゼス。彼らが強引に推し進める開発プロジェクトを阻止するため、ワシントン・スクエア公園で、グリニッジ・ビレッジで、そしてローワーマンハッタン高速道路の建設をめぐって、壮絶な闘いを繰り広げていく。
「ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命」は、4月28日から渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。
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