高嶋政宏“ゴジラ愛”衰えず「シン・ゴジラ出たかったなあ」
2018年2月3日 22:00

[映画.com ニュース] 2月4日に閉館する東京・TOHOシネマズ日劇の特別イベント「さよなら日劇ラストショウ」で2月3日、ゴジラ生誕40周年記念作品「ゴジラVSメカゴジラ」が上映され、出演の高嶋政宏、大河原孝夫監督、富山省吾プロデューサーがトークショーを行った。
ゴジラフィギュアを掲げ、意気揚々と登場した高嶋。客席から大歓声があがると、フィギュアの頭を撫でて“ゴジラ愛”を爆発させ「何度も何度もこういうイベントに声をかけていただいていたのですが、いつも他の撮影とぶつかってしまって。だから嬉しいです。ようやくここに戻ってこれました!」。一方の富山プロデューサーは、「この劇場で徹夜で列を作った方がたくさんいらっしゃると思います」「お互いに年をとりましたね」と感慨深げに呼びかけた。
高嶋のゴジラ熱は高まるばかりで、「シン・ゴジラ出たかったなあ」とぼやくと、場内は大爆笑。「出るって話もあったんですけどね。そしたら、前にメインの役をやった人は出ちゃだめだって」と嘆き、「この間、渡辺哲さんと偶然会って。哲さんは『メインの役をやってないから大丈夫』だったんだって」と羨んでいた。
1993年に公開された本作は、人類の科学の粋を集めて作られた最終兵器メカゴシラと、ゴジラの闘いを描いた。高嶋は出演当時を振り返り、「僕が最初にゴジラ映画と出合ったのが沖縄を舞台にした『ゴジラ対メカゴジラ』だったんです。僕が心を奪われたメカゴジラに出られるとあって、興奮しましたね」と噛み締める。また本作で父・高島忠夫と親子共演をしているため「あれはメモリアルですよね。うちの父が出たのはゴジラの息子(「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」)でしたっけ? うちの家族は、ほとんどゴジラ映画に出ている。来年はシルビアも出たらいいんじゃないか」と妻シルビア・グラブの出演を提案し笑いを誘った。
その後も高嶋のゴジラトークは終わらず、「あと40分くらい話せます(笑)」と時間延長を希望する一幕も。フォトセッション時も、ゴジラグッズを片手にスタッフ陣と話し続けた。「最後に、作品の見どころをいただけますか」と聞かれると、「見どころって……ゴジラ映画、ここですよね! 世界のゴジラですよ。今だに海外に行って『ゴジラ映画に出ている』と言うと『すごいな!』と言われる。世界のゴジラが未来永劫続くように、皆さんよろしくお願いします!」と熱く語っていた。
日劇誕生から現在までの85年間を彩った作品が上映される「さよなら日劇ラストショウ」は、2月4日まで開催。
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