韓国サスペンス「消された女」イ・チョルハ監督が来日 自費渡航に観客感激
2018年1月21日 14:30

[映画.com ニュース]実在の事件を基にした韓国のサスペンス「消された女」が東京・シネマート新宿ほかで1月20日公開初日を迎えた。イ・チョルハ監督が来日し、舞台挨拶に立った。
「GOD」「東方神起」など人気アイドルのPVを数多く手がけているイ監督。精神病院に拉致監禁された女性の悲劇とその裏に潜む真実と陰謀をスリリングに描いた。法律を悪用し、財産や個人の利益のために、合法的に健康な親族を精神病院に入院させる事件という社会問題を扱ったことから、「内容はスリラーです。シナリオを読み、社会的にこういった問題があるのかと考えさせられ、自分の成長にも役立った」と述懐した。
「深刻な内容としてではなく、(映画を)楽しんでほしかった」という思いから、スピーディな編集にこだわり、時折ショッキングな映像も交えたホラー要素のあるエンタテインメントに仕上げた。そして、「テーマとしては、一人ぼっちでいる周りの人にも関心を持ってほしい」と語る。
また、日本びいきだというイ監督は、岩井俊二監督や小説家の恩田陸氏のファンだそう。この日の舞台挨拶のために自費で来日したことが司会から明かされると、会場からは大きなどよめきと拍手が巻き起こっていた。
大都会をひとり歩いていた女性カン・スア(カン・イェウォン)が、白昼堂々と拉致される。精神病院に入れられたカンは、自身が正常であることを必死に訴えるものの、誰も信じる者はいない。テレビ番組で火災事故を追跡していたプロデューサーのナ・ナムス(イ・サンユン)が、1冊の手帳を入手したことから衝撃的な拉致監禁の真実、その背後にうごめく闇に迫っていく。
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