クラウド&エアリスが出会う“教会”も再現!FF30周年記念「別れの物語展」が開催
2018年1月19日 20:00

[映画.com ニュース] 人気ゲーム「ファイナルファンタジー」(以下、FF)シリーズの誕生30周年を記念した展覧会「FINAL FANTASY 30TH ANNIVERSARY EXHIBITION 別れの物語展」の内覧会が1月19日、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで行われた。
1987年12月に産声を上げて以降、映画顔負けの物語や革新的なグラフィック、情緒的な音楽などが世界的人気を博し、これまでに累計1億3500万本以上の出荷・ダウンロード販売を記録しているFFシリーズ。本展はその30年の歴史を、物語で繰り返し描かれてきた“別れ”をテーマにまとめた大回顧展で、さまざまな技術を結集した体験型展示や、ユニークなフードが用意されている。
本展のために開発された「音声ARシステム」を導入しており、手渡される専用デバイス&ヘッドホンを装着し展示物の前に立つと、内容にちなんだゲームBGMやキャラボイス、そして来場者の行動・属性を分析し選択されたナビゲーションが聞こえる仕掛けが施されている。「FFV」のパネルでは、「ビッグブリッヂの死闘」をBGMにギルガメッシュがネクロフォビアと対峙する模様が映し出される。また「FFX」では、ティーダとユウナの出会いから別れを表現する鏡張りのインスタレーション空間が。「ザナルカンドにて」やボイスオーバー、ムービーが洪水のように押し寄せ、まるで2人の記憶のなかに迷い込んだような感覚が味わえる。ほか「仲間を求めて(FFVI)」「いつか帰るところ(FFIX)」など、プレイヤーならば誰もが心に残る約50曲を収録している。
なかでも展示の目玉は、シリーズ屈指の人気作「FFVII」と最新作「FFXV」のエリアで、本邦初公開のオリジナルストーリーが展開されている。「FFVII エアリスの遺した言葉」では、主人公クラウドとヒロイン・エアリスが出会った“スラムの教会”を再現。教会内にはクラウドが落ちてくる花などがあり、いたるところで耳を傾けると、今回のために書き下ろされたエアリスのモノローグ(声:坂本真綾)が流れ込んでくる。
さらに「FFXV 幻の結婚式」では、ノクティスとルナフレーナの結婚式が表現される。ゲーム本編ではラストシーンの一瞬だけだったが、本展では幸福そうなノクティスや父レギスらの祝辞など、特別シナリオを見ることができる。
そして来場者を最初に出迎えるのは、参加型インタラクティブシアターだ。来場者が飛空艇エンタープライズ号に乗り込み、次元の狭間に待ち受ける幻獣バハムート討伐の大冒険に出る、という内容。壁面に投影される映像と専用デバイス&ヘッドフォンが連動する仕組みで、デバイスに表示される氷、炎、雷のクリスタルを連打するとバハムートにダメージを与えることができる。
なお内覧に先立って行われた記者発表では、シリーズ生みの親・坂口博信氏や、キービジュアルなどを手がける天野喜孝氏らが出席。坂口氏は「シリーズ1作目では雑誌社に自分で持ち込み、『ドラクエの対抗馬は扱えない』と門前払いを食らうこともあった」と思いを馳せ、「思い出深い別れ」を聞かれると「エアリス。ユーザーから『生き返らないのか』とたくさん聞かれましたから」と苦笑し交じりに即答していた。
「FINAL FANTASY 30TH ANNIVERSARY EXHIBITION 別れの物語展」は、1月22日~2月28日に森アーツセンターギャラリーで開催。
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