リドリー・スコット監督作の追加撮影における、男女キャストのギャラ格差が明らかに
2018年1月17日 04:00

[映画.com ニュース] リドリー・スコット監督の最新作「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」の追加撮影をめぐる男女キャストのギャラ格差が論争を呼びつつあると、The Playlistが報じた。
同作は、1973年に実際に起きた、石油王ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐された事件を描くサスペンスドラマ。孫の母をミシェル・ウィリアムズ、交渉役として雇われたアドバイザーをマーク・ウォルバーグが演じている。
既に撮影を終えていたものの、ゲティ役を演じていたケビン・スペイシーのセクハラ騒動による降板を受け、出演場面がクリストファー・プラマーによって差し替えられることになった。多くの共演者たちがただ同然で追加撮影への参加を了承するなかで、ウォルバーグは難色を示した。その結果、10日間の追加撮影で200万ドルのギャラを手にすることになったという。
ウォルバーグと担当のエージェントはタフな交渉術で知られ、背に腹を変えられないスタジオの弱みにつけ込んだといえる。しかし、セクハラだけでなく、男女の賃金格差や女性への差別などが大きな問題となっているいま、ウォルバーグとスタジオへの風向きは悪くなっている。
追加撮影で共演のウィリアムズが受け取った出演料は1日80ドルといわれており、ウォルバーグとはかけ離れているからだ。この報道を受けて、女優のジェシカ・チャステインは「いま、さまざまな問題が明らかになるなかで、フェアに支払われるべき。彼女は偉大な女優で、映画で素晴らしい演技を披露していた」とTwitterで発言している。
なお、追加撮影のコストは1000万ドルといわれている。
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