ジョージ・A・ロメロ監督「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」がVR化
2018年1月6日 19:00
[映画.com ニュース] ジョージ・A・ロメロ監督の傑作ホラー「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生」が、来年劇場公開50周年のアニバーサリーイヤーを迎えるにあたり、VR化されることがわかった。
1968年公開の同作は、今年7月、肺がんのため死去した“ゾンビ映画の始祖”ことロメロ監督の記念すべき長編初監督作。製作費11万4000ドルと低予算ながらもミッドナイトムービーとして米国で大成功を収め、後にゾンンビ映画の金字塔として映画史にその名を刻むこととなった。
米バラエティによれば、故ロメロ監督の製作会社イメージ・テンが、米ロサンゼルスに拠点を構えるVR制作会社スーパースフィアとのタッグで開発を手がけるVR版「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」では、マルチプラットフォームで臨場感たっぷりのVR体験を味わえるとのことだ。
オリジナル版で音響を担当したゲイリー・ストレイナーが、「あの映画のファンにとって、作品の世界やキャラクターたちとリアルに触れ合える、最高に刺激的な体験になるはず」と約束した一方で、VR版で制作総指揮を務めるスーパースフィアのダグ・アレンスタインは、「ホラージャンルに革命をもたらしたのみならず、今なお、ゾンビを題材にした諸作品に多大な影響を与え続ける名作を、VRという次世代のストーリーテリング技法で新たに描き直す挑戦に、今からワクワクしています」と興奮気味に語った。