名匠ファティ・アキン×ダイアン・クルーガーのカンヌ受賞作「女は二度決断する」18年4月公開!
2017年12月29日 11:00
[映画.com ニュース] カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭で受賞歴を誇るドイツの名匠ファティ・アキンが、ダイアン・クルーガーを主演に迎えた「Aus dem Nichts」が、「女は二度決断する」の邦題で2018年4月14日に公開されることが決定。あわせて、険しい表情でひとり夜の街を歩くクルーガーの姿を切り取ったポスター画像と、予告編がお披露目された。
映画は、突然の悲劇でトルコ人の夫と幼い息子を奪われた女性が、絶望のなかで下す決断を描いたドラマ。トルコからの移民を両親に持つアキン監督が、ドイツの極右テロ組織・国家社会主義地下組織(NSU)が00~07年に起こした人種差別テロ事件に着想を得て製作した。英語、フランス語、ドイツ語を操るクルーガーは、今作でドイツ語を使った演技に初挑戦し、第70回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞している。
ドイツ、ハンブルグ。トルコ移民のヌーリと結婚したカティヤ(クルーガー)は、息子ロッコをもうけ、幸せな家庭を築いていた。しかし、ある日起こった爆発事件で、ヌーリとロッコが犠牲になってしまう。警察は当初、トルコ人同士の抗争を疑っていたが、やがて事件は人種差別主義者のドイツ人によるテロであることが判明。愛する家族を奪われ、憎しみと絶望を抱えてさまようカティヤはある決断を下す。
予告編は、家族とともに幸せの絶頂にあるカティヤが、爆発事件で最愛の夫と息子を失い絶望する様子から始まる。事件は、ヒトラーを崇拝する人種差別主義者が外国人を狙って起こしたもので、有利だと思われていた裁判は思うように進まない。ついには、自らの力で犯人たちを追い詰めようと行動を開始するカティヤの姿が映し出され、サスペンス要素にあふれた結末が気になる仕上がりとなっている。
「女は二度決断する」は、クルーガーとデニス・モシットー、ヨハネス・クリシュ、ヌーマン・エイカー、ウルリッヒ・トゥクールが共演する。18年4月14日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。
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