たけし、石原まき子夫人の激励に「アウトレイジ」続編示唆「やるしかないかな」
2017年12月28日 20:20
裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、ヒット作や大作など娯楽性に富んだ作品に贈られる石原裕次郎賞は、「アウトレイジ 最終章」が受賞。故黒澤明監督の絵コンテをモチーフにした楯を受け取った北野武(ビートたけし)監督は開口一番、「どうも、浅野忠信の父親です」とブラックジョークを放った。
3部作の完結編だったが、「本当は4、5、6と続けて韓国、香港、英国、米国と世界の悪いヤツらをやっつけようと思っていたけれど、その前にこっちがくだばっちまうから、とりあえず3でおしまい」と説明。出演した西田敏行、塩見三省は闘病からの復帰作となり、「どうしようかなと思っていたら、ものすごい芝居を始めたので、映画に懸ける役者の心持を見せつけられ感動した。素晴らしい俳優たちが出てくれて感謝している」と喜びをかみしめた。
生前の裕次郎さんと会うことはなかったが、「渡哲也さんの気配りはすごいと思っていたけれど、渡さんが俺と同じように裕次郎さんのことを話す。会うことがかなわなかったのは、この世界に入って一番残念なこと」としみじみ。それでも、夫人の石原まき子さんに「裕次郎さんが生きていたら、たけしさんの役は裕次郎さんがやっていた。だから、もっと続けてください」と激励されると、「イメルダ夫人にそう言われたら、やるしかないかな」と気恥ずかしそうに語った。
3年ぶりとなる石原裕次郎新人賞に輝いた「帝一の國」の竹内涼真は、インフルエンザにかかりまさかの欠席で「大変光栄だが、とにかく悔しい。でも、若手が切磋琢磨した『帝一の國』は今でも大きな財産。これからも初心を忘れず、精進していきたい」とコメントを寄せた。まき子さんは、「裕次郎さんも冬になると必ず高熱を出していた。養生なさって、素晴らしい俳優になっていただきたい」と慮っていた。
フォトギャラリー
関連ニュース




「君の声を聴かせて」あらすじ・概要・評論まとめ ~思いを伝える上で大切なもの、失われつつあるものを浮かび上がらせていく~【おすすめの注目映画】
2025年10月2日 08:30


映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント