北欧発の漆黒のダークヒーロー「レンデル」ノワール感漂う予告編が完成
2017年12月27日 16:00
[映画.com ニュース] 北欧フィンランド初のスーパーヒーロー映画「レンデル」で、漆黒のマスクとコスチュームをまとったダークヒーローが復しゅうに燃える予告編とポスタービジュアルが完成した。
愛する妻と幼いひとり娘を殺された主人公ラモが、世界的製薬会社を装った巨大犯罪組織に復しゅうするため、漆黒のマスクとコスチュームをまとった暗黒のヒーロー“レンデル”として戦う姿を描いたフィルムノワール。監督のジェッセ・ハーヤが、長年の構想期間を経て、自ら創作したコミックを下敷きに映画化した。
多くの国民が失業にあえぐフィンランド。失職したラモは、ワクチン開発で罪のない多くの子どもたちを人体実験にしているという疑惑のある世界的企業VALAケミカル社に身を投じる。不審な動きを察し、機密資料を盗み出すが、その報復として家族を殺害されてしまう。VALAの実態は、裏社会で暗躍する巨大犯罪組織だったのだ。ラモはVALAを壊滅させるべく、暗黒のヒーロー“レンデル”として立ち上がるが、計画を阻止されたVALAは世界中から腕利きの傭兵たちを招集し、レンデル抹殺を企てる。
予告編では、悲しい過去を背負ったダークヒーローの孤独な戦いが、美しいバイオレンス描写を織り交ぜながら描かれる。特殊能力をもったスーパーヒーローたちの戦いとは一味違った、リアルでハードボイルドな世界観が、主人公への共感と哀愁を引き出している。
「RENDEL レンデル」は、東京・ヒューマントラスト渋谷の特集上映「未体験ゾーンの映画たち2018」で2月12日から公開、シネ・リーブル梅田で近日公開。