伝説の画家・熊谷守一展覧会に映画「モリのいる場所」山崎努と沖田修一監督が登場
2017年12月19日 08:00

[映画.com ニュース]映画「モリのいる場所」の公開(2018年5月予定)を記念し、現在展覧会「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」を開催中の東京国立近代美術館で12月18日試写会が行われ、同館学芸員の蔵屋美香氏が、展示の見どころや画家の生涯について講演した。講演の最後には、映画でモリこと熊谷守一を演じた山崎努と沖田修一監督が登壇。山崎は「今日は先生のお話を聞いて大変勉強になりました。ありがとうございます。プロ野球の選手ではありませんが、応援よろしくお願いします」と笑顔で観客に呼びかけた。
没後40年、97歳まで生きた画家の初期から晩年までの200点以上を集め、スケッチや日記などの資料も公開し、創作の秘密に迫る大回顧展。音声ガイドのナレーションを映画で夫婦役を演じる山崎と樹木希林が担当した。
蔵屋氏は「仙人と呼ばれるようなひょうひょうとしたルックスと、明るい色の少し下手なような絵を見ると、楽しく生きてきた人だと思われるのではないか。しかし、彼は人の見えないところで様々な研究をしてきたり、人に見せないところで人生の苦労をしていらした」と、知られざる画家の素顔を紹介。昭和天皇が鑑賞した「伸餅」をはじめ、映画に出てくるエピソードに関連する作品や、熊谷が長年光や色彩の研究に没頭し生み出した制作手法について説明した。

そして、展覧会の見どころを「デビュー時から2~30代は驚くほど暗い作品ばかり。轢死した女性を描くなど、人並み外れて暗い絵を描き、暗闇でろうそくの光が少しだけ当たった時に人の顔はどうやって見えるかというような研究をしていた人が、なぜ晩年に至ってこんなにも明るい絵を描くようなったのか、その変化をたどるのが見せ場の一つ」と話した。
映画は、昭和49年、自宅の庭でひたすら虫、鳥、草花を見つめ描き続けた熊谷守一が過ごす、ある夏の日をフィクションとして描くもの。30年間ほとんど外へ出ることなかった94歳の熊谷と、妻・秀子、そして画家を愛する人々の、温かな1日の光景をユーモラスにとらえた作品。
展覧会「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」は、東京国立近代美術館で、2018年3月21日まで開催。映画「モリのいる場所」は18年5月公開。
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