山田裕貴×青木玄徳「闇金ドッグス」またまた続編決定!“史上最悪の物語”が来春公開
2017年12月19日 16:00
[映画.com ニュース] 闇金融をテーマにした山田裕貴、青木玄徳主演映画「闇金ドッグス」のシリーズ8、9作目となる「闇金ドッグス8」「闇金ドッグス9」の製作が決定し、2018年春に公開されることがわかった。山田は「シリーズを続けられるという喜びと、より良いモノを届けないといけないという、かなりいい重圧を背負っている感覚になってきました」と明かし、青木は「今回の台本を読んだあと、かなりヘビーな気持ちになりました。それこそスーパーヘビー」とコメントを寄せた。
ヤンキー映画「ガチバン」シリーズから派生し、2015~17年9月に7本が製作・公開された本シリーズ。17年は14本の映画に出演した売れっ子・山田が闇金業者ラストファイナンス社長・安藤忠臣役、主演舞台「瞑るおおかみ黒き鴨」などで存在感を見せる実力派・青木が元イケメンホストの同社社員・須藤司役に扮し、金にとりつかれた人間たちの転落を容赦なく活写し人気を博してきた。
今作で紡がれるのは、“シリーズ史上最凶に最悪なストーリー”だ。「8」では生活保護を受給しながらも散財し続け、借金返済を滞らせる常連客・湯澤賢一(仁科貴)らに対して、忠臣が一計を案じる姿を描く。山田は「1~7まではガチバンシリーズから生まれた安藤忠臣という人間の闇金稼業の始まりと、忠臣の人間性を掘り下げたストーリーが多かったですが、今回はより商売人としての忠臣を見てもらえるかと思います」と語り、「債務者に焦点を当てることによって、現実に起こりうる問題の実態や、この世の闇を暴く作品により近づいたかと。今回もかなりヘビーです(笑)。心してご覧下さい」と呼びかけている。
さらに「9」では、女の扱いに絶対の自信を持つ司が、“クスリ”とサービスを提供するデリヘル嬢・間宮マミー(龍野りな)らに貸し付けた金を回収しようと奮闘する。青木もストーリーの重さについて「シリーズの中でパート5はかなりヘビーな題材でしたが、それを超えたシリアスな作品となっています」と強調し、「しかも、実際に起こった事件をエピソードに盛り込んでいるので、こんな世界があるんだと驚いています。ぜひ、劇場にてこの世界観を体感して頂きたいです」とアピールに努めた。
メガホンをとるのは、シリーズおなじみの元木隆史監督。「闇金ドッグス8」にはタモト清嵐、結城さなえ、佐藤日向、小倉久寛、「闇金ドッグス9」には長村航希、野中隆光、大賀太郎、ダンカンらが出演している。