三上博史、山崎努&樹木希林との再共演に歓喜 「モリのいる場所」で謎の男役に
2017年12月18日 16:00

[映画.com ニュース] 俳優の三上博史が、山崎努と樹木希林の初共演作「モリのいる場所」(沖田修一監督)に出演していることがわかった。山崎とは寺山修司の遣作「さらば箱舟」、樹木とは詩人・中原中也に扮したドラマ「汚れっちまった悲しみに」で共演したことがある三上。「山崎努さんや樹木希林さんに、以前たいへんお世話になったので、もう一度ご一緒したかった」と出演オファーを快諾した理由を明かしている。
本作は、昭和49年、自宅の庭でひたすら虫、鳥、草花を見つめ“仙人”と呼ばれた97歳の画家・熊谷守一が過ごす、ある夏の1日をフィクションとして描くもの。30年間ほとんど外へ出ることなく、庭の生命を見つめ描き続けた伝説の画家・熊谷守一ことモリ(山崎)と、陰日向になって支える妻・秀子(樹木)や彼を愛する人々の、可笑しくも温かな1日の光景をとらえている。
歴史的著名人や女性、変人、父親、マエストロと常にイメージにとらわれない様々な役柄に挑戦してきた三上。本作では、モリや秀子、熊谷家を訪れる人々が誰も知らない謎めいた男役に挑んでいる。「俳優はひとりではできない仕事です。いつも仲間たちと一緒に作品を作っています。監督、プロデューサー、スタッフのみなさん。そして、直接やりとりをする共演者たち。ですが、これらは一期一会なんです。『また、一緒に作品作りがしたいなあ』と思っても、いつのことになるか誰にもわかりません。なので、そんな機会があれば逃すことはできません」と本作への参加に迷いはなかったようだ。
三上の出番はわずかだったが、山崎と樹木との芝居に臨むにあたり「自分次第で、しっかりとお二人に撮影現場で、なにかを共有できるのではないかと思ったからです」と考えた。「会いたかった沖田監督とのはじめての出会いも、重要なことのひとつでした」と振り返ると「そんな個人的な想いから参加することになった今作ですが、最後に作品を完成させるのは見てくださるみなさんです。みなさんとの出会いに感謝します」とコメントを寄せている。
「モリのいる場所」は、18年5月に東京・シネスイッチ銀座、渋谷ユーロスペース、シネ・リーブル池袋ほか全国公開。
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