ジャッキー・チェン映画は「全部にツッコミどころがある」“ジャッキー大好き芸人”が熱弁
2017年12月12日 15:03
[映画.com ニュース]ジャッキー・チェンが主演した中国・インド合作映画「カンフー・ヨガ」の公開前イベントが12月12日、東京・アキバシアターで行われ、お笑いコンビ「中川家」の剛と礼二、「次長課長」の河本準一と井上聡が登場。“ジャッキー好き芸人”として知られる4人は、“ジャッキー映画モノマネ”を織り交ぜながら、その魅力を語り合った。
第89回米アカデミー賞でアカデミー名誉賞を受賞したチェンと、「ポリス・ストーリー3」「レッド・ブロンクス」などのスタンリー・トン監督が再タッグを組んだアクションアドベンチャー。カンフーの達人で考古学者の主人公ジャックが、伝説の秘法を求めて中国からドバイ、そしてインドへと世界を股にかけた冒険を繰り広げる。
「ジャッキー・チェンとの出会い」を問われると、「小学生の頃ですね。『少林寺木人拳』からですね。写真集、筆箱、消しゴム、鉛筆と持っていた」(剛)、「僕も小学生の時で、『酔拳』を見て、学校でモノマネしたりとかね」と兄弟そろって猛アピールする。河本も「私は『ヤング・マスター』なんで。『ヤング・マスター』だけです! ジャッキー・チェンのやりたいことが全部詰まっています。コメディもあり、真剣なところもあり」と述懐。「中国のよさ、香港のよさを伝える、文化を教えるみたいなところもあるんですよ。でっかい獅子舞が出てきたり」と言い、礼二とともに獅子舞のモノマネを披露して盛り上げた。
「本作の見どころ」を聞かれた河本は、「ハイエナが出てくるんですよ」とチェンが登場しないシーンをあげ「ハイエナがいっぱいいるところに、3人くらいが閉じ込められて『脱出できるか!?』という映像が17分くらいある。あの時、ジャッキーどこかに旅行に行かれていたんだと思う(笑)」と指摘。礼二も「大分尺をとってるから違う映画を撮ってたのかもしれん(笑)」と乗っかる。さらに「でっかい肉で2回叩くシーンもあったが、あの肉どこから出てきたの?」(河本)、「あの肉どこにあったの!? それまで1回も出てないもんね」(礼二)、「肉が急に吊るされてた!(笑)」(井上)とツッコミを入れまくり、「ツッコませるというのがジャッキー映画の素晴らしさ。どこかおおざっぱやけど何か魅力がある」と力説した。
世界的アクションスターのチェンと、歌って踊るインド映画が融合を果たした今作。井上は「今回はなんといってもダンスシーンじゃないですか。ただちょっとよくわからなかったのが、最後、現地のお坊さんが全員入ってくるんです。急に。そのままダンスがはじまるんです。……何で?」とボリウッド要素をいじり出す。すかさず河本が「そこにツッコんでほしい! ジャッキーはいつもそういうのを用意してくれてるのよ!」と言い、礼二も「ジャッキーの歴代の映画は全部にツッコみどころがありますから」と熱弁していた。
「カンフー・ヨガ」は12月22日から全国公開。