桐谷健太「ビジランテ」は「絶望的にかっこいい代表作」 篠田麻里子は“車中の濡れ場”に言及
2017年12月9日 16:25

[映画.com ニュース] 「22年目の告白 私が殺人犯です」などで知られる入江悠監督によるオリジナル映画「ビジランテ」が12月9日、全国19館で封切られ、入江監督をはじめトリプル主演の大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、共演の篠田麻里子が東京・テアトル新宿での舞台挨拶に出席した。
入江監督の地元である埼玉・深谷が舞台。高校時代に失踪した長男・一郎(大森)、市議会議員で町の自警団団長でもある次男・二郎(鈴木)、デリヘル業雇われ店長の三男・三郎(桐谷)が、憎んでいた父親の死をきっかけに再会する姿を通じ、地方都市の暗部を浮き彫りにする。
呪われた運命にのたうつ役どころを演じた桐谷は、今作を「絶望的にかっこいい」と評し、「自分の代表作ができた」と自信をみなぎらせる。その後も「撮影では南朋さんと浩介くんに甘えさせてもらった。感極まっています。絶望的にかっこいい『ビジランテ』を撮ってくれた入江監督に感謝です」と語ったため、鈴木から「『絶望的にかっこいい』を、すげえ気に入っているんです」と茶々を入れられた。一方の大森も「できれば海外の映画祭に持っていき、賞をもらえたら最高です」とリクエストし、客席の喝さいを浴びた。
さらに入江監督も「僕の代表作にもなった」と胸を張る。「オリジナル脚本を書かないとダメになる」という危機感から出発し、三兄弟を自身の分身に見立て脚本を執筆したが、「企画がとん挫しかけたんです。子どものころから人前で泣くまいとしてきたのに、その時にスタッフルームで初めて泣いた。『クランクインできない、流します』と、銀座の街を泣きながら帰った。今年の初めに撮れて、感慨深いです」としみじみ。これにはキャスト陣も初耳だったようで、桐谷は「撮れてよかった」と目を丸くしていた。
また「撮影で印象深かったこと」を問われると、大森は「真冬の川に入れられたところ。心臓止まったらどうしよう、ギャラいくらだったっけと思っていた」と苦笑い。鈴木は「川のシーンは、監督がスタッフさんと綿密なリハーサルして、『10分だったら大丈夫』という結論に至ったそう。(実際は)3分で無理でした。頭を大森さんに入れられますが、あの時に全部が無音になった」と冗談めかしてクレームをつけ、桐谷は「20年やられているスタッフさんが、今回の現場は『20年間で一番過酷』と言っていた」と明かしていた。
危うい魅力を放つ美人妻に扮し、体当たりの演技にも果敢に挑んだ篠田は、夫役・鈴木との車中での濡れ場に言及。「2017年の仕事始めがあのシーンだったんです。クランクインで、1月4日でしたよね」と振り返り、「『あけましておめでとうございます』と挨拶した後に、鈴木さんが『俺のお尻のアップ、いる?』と言っていた。(劇中にそのカットはないが)個人的にはあったら良かったな」と笑った。すると桐谷が「いま見せちゃってもいいんじゃない?」と水を向け、鈴木は「初日舞台挨拶でケツ見せた人、いないでしょ」と悲鳴を上げ客席を沸かせていた。
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