究極の美を生む源とは?ドキュメンタリー「ドリス・ヴァン・ノッテン」予告編完成
2017年11月29日 12:00

[映画.com ニュース] 世界のセレブリティやファッションアイコンから支持される孤高のファッションデザイナーを追ったドキュメンタリー「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」の予告編が公開された。「すべては自由なクリエイションのため」という信念のもと、広告を否定し、スポンサーも持たないヴァン・ノッテン。映像では、究極の美を生み出すインスピレーションの源を垣間見ることができる。
「マグナム・フォト 世界を変える写真家たち」を手がけたライナー・ホルツェマー監督による本作は、3年に及ぶ取材交渉の末、ヴァン・ノッテン本人の撮影許可を得ることに成功したドキュメンタリー。パリのグラン・パレで開催された2015春夏レディースコレクションの舞台裏から、オペラ座で発表した2016/17秋冬メンズコレクションの本番直後までの1年間に密着した。さらに、ベルギー・アントワープ郊外にある邸宅にも初潜入。庭園や家庭菜園をヴァン・ノッテン自ら案内し、採れたばかりの野菜を調理する貴重な映像も収めている。
予告編では、美しい生地サンプルや多くのデザインに囲まれたヴァン・ノッテンが「じっくりと味わえる服を作りたい。持ち主と一緒に成長できる服だ」と徹底した姿勢で作業に取り組む様子や、邸宅の庭園に咲き誇る花で部屋を美しく彩る姿などを活写。また、15年越しのオファーが実現したオペラ座でのショーに向けて、妥協することなく、ひたすらに突き進むさまをとらえている。
ニコール・キッドマン、元米大統領夫人ミシェル・オバマらが愛してやまないヴァン・ノッテン。パリ装飾芸術美術館チーフキュレーターのパメラ・ゴルバンは「ドリスの作品が私たちを魅了するのは色やサイズのバランスが完璧だからです」と語り、世界最高齢のファッションアイコンとして知られるアイリス・アプフェルは「ドリスのようなデザイナーは消えつつあると?」という問いかけに「彼だけよ。他は絶滅した。だから彼は宝物なの」と賛辞を贈る。これまで密着取材を断り続けてきたヴァン・ノッテンに「そこまで取材する?」とはにかませるほど、その内面を深く掘り下げた内容だ。
「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」は、18年1月13日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
(C)2016 Reiner Holxemer Film - RTBF - Aminata bvba - BR - ARTE
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画