初共演「光」で築いたきずな、井浦新「瑛太くんだからこそ」瑛太「心中してもいい」
2017年11月26日 23:00
井浦は、見終わったばかりの観客の拍手に迎えられ「よしっ」と左拳を握りガッツポーズ。「うれしいです。ホッとしました。去年の9月に撮影して、ようやくこの映画が旅立つ、巣立っていくんだという思いでいっぱいです」と喜びをかみしめた。
一方の瑛太は10月以降、「リングサイド・ストーリー」「ミックス!」と主演映画の公開が続き、「今日が最後のプロモーションなんですが、やっと登頂できた気がします。個人的に大好きな作品なので、いい形で幕を閉じられた」と感慨深げ。井浦も「おめでとう」と称えた。
25年ぶりに再会し、暴力の世界に身を投じていく幼なじみを演じた2人は初共演。対じするシーンも多く、井浦が本番で瑛太の首を突然絞める脚本にない行動に出たこともあったという。井浦は、「テストは普通にやったけれど、瑛太くんの芝居や表情を見て首、絞めたくなっちゃったんですよね。で、監督に相談したら一瞬困った顔をした後、好きなようにやれと言ってくれた。瑛太くんだからこそ成立した」と、あうんの呼吸を強調した。
瑛太も、「役としても自分自身としても新さんへの尊敬があって、心中してもいいくらいの気持ちでした。だから、死生観も覆されて、首を絞められるくらいなんてことない。心と心のぶつかり合いでした」と呼応。井浦は、「本能のような芝居が本当に楽しくて、それ以降、テストでやっていないことを本番で繰り返していけた」と満足げに振り返った。
長谷川は、「実感はないけれど、巣立っていく感じですね。大きく旅立っていくことを願っています」と期待。橋本も、「メイクもほとんどせず、感情をあらわにするシーンも多くて大変だったけれど、本当に素晴らしい映画なので1人でも多くの方に見ていただきたい」と訴えた。
「まほろ駅前」シリーズに続き、三浦しをんさんの原作小説にほれ込んだ大森監督は「とにかく作っている時は、役者に感じてほしかった。それでしか生命の輝きは描けない。映画ではややこしくやっていますが、それは生きていくことへの肯定なんです」と力説。そして、「賛否両論あっていい。よく分からなかったでもいいんです。ものすごく気持ちを込めた作品です」と自信のほどをうかがわせていた。
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