横山だいすけ“うたのおじさん”に!?「年齢的に…」
2017年11月19日 14:07
[映画.com ニュース]アニメ映画「トムとジェリー 夢のチョコレート工場」の特別上映会が11月19日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で開催され、声優に初挑戦した横山だいすけが出席した。「おかあさんといっしょ」のうたのおにいさんを歴代最長の9年間務め、今年3月に同番組を卒業した横山。イベント終了後に囲み取材に応じ、アフレコの裏話や、うたのおにいさん卒業後の活動を振り返った。
世界中で愛され続けるネコとネズミのキャラクター「トムとジェリー」が、ロアルド・ダール原作の児童文学「チョコレート工場の秘密」の世界で繰り広げる大冒険を描く。横山はチョコレート工場の経営者、ウィリー・ウォンカの声を担当した。
うたのおにいさんとしてブレイクした横山だが、アフレコではその経験がネックになった。「歌とかセリフを『もっとおじさまっぽくやってほしい』というアドバイスをいただきました。僕は、うたのおにいさんを9年間やっていたので、若々しくさわやかなイメージになってしまう。でも落ち着いたおじさんの印象の方がウィリー・ウォンカには合っている」と指導を受けたことを告白する。
さらにイベント中も、アフレコの話題になると「おにいさんっぽいのを、おじさまチックにしてほしいと言われました」と吐露。司会に「僕らにとって、おにいさんですからね」とフォローされた横山が、「年齢的におにいさんとまだ呼んでいいのかわからないですけれど」と苦笑いを浮かべると、トムとジェリーが肩を叩いて励ましていた。
ウィリー・ウォンカといえば、実写映画「チャーリーとチョコレート工場」でジョニー・デップが演じたことでおなじみ。横山はオファーを受けた際の心境を「ジョニー・デップさんも演じられたことのある役だったので、『僕ですか!?』と。でも光栄なことだと思ったので、全力で臨ませてもらおうと思いました」と述懐し、役作りでは「もちろん(デップを)意識しました」と明かした。
うたのおにいさん卒業後、声優をはじめ、ドラマやCM出演など多方面で活躍中の横山。「今年は感謝と新たな挑戦の年でした」と感慨深げに振り返り、「卒業した時にたくさんの方に見守ってもらえていたんだと感じました。そこから、声優や映画の主題歌、CMやドラマなど、今まで経験したことがないことばかりだった。大変なこともありましたが、大変さよりも楽しさの方が勝ったので、充実した1年だったなと思いました」とニッコリ。「今年1年を漢字で表すなら?」と問われると、「新という字。新しい世界に一歩踏み出したということで」と力強く語った。
「トムとジェリー 夢のチョコレート工場」は、DVDとデジタル版で発売中。