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小林幸子サプライズ登場!“ラスボス”として「元気を与える存在でありたい」

2017年11月8日 17:00

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舞台挨拶を行った小林幸子と吉田兄弟
舞台挨拶を行った小林幸子と吉田兄弟

[映画.com ニュース] スタジオライカの長編アニメ「KUBO クボ 二本の弦の秘密」の日本語吹き替え版完成披露試写会が11月8日、東京・新宿バルト9で行われ、今作への出演がサプライズ発表された歌手の小林幸子と、主題歌を担当した津軽三味線の兄弟奏者「吉田兄弟」が舞台挨拶に出席した。

映画は、「コララインとボタンの魔女 3D」などを手がけ、ストップモーションで最高峰の技術を誇るスタジオライカが、中世の日本を舞台に描いたストップモーションアニメ。三味線の音色で折り紙を操る少年クボは、不吉な存在として一族から命を狙われていた。闇の魔力を持つ「月の帝」や闇の刺客の攻撃によって両親を失ったクボは、敵討ちの旅に出発。やがて自身の出生の秘密や三味線に隠された謎にたどり着く。

小林が主人公クボと唯一親しくしている老婆・カメヨ役の声を演じていることが発表され、サプライズ登場すると会場は大盛り上がり。2007年公開の「ルイスと未来泥棒」以来10年ぶりの声優挑戦となった小林は、鶴の柄があしらわれた和服に折り鶴の髪飾り姿で現れ、「お婆ちゃん役、キター! と思いました」「クボの1番の理解者で、チャーミング。可愛らしいお婆ちゃまです」とアピールした。

また、近年“ラスボス”として慕われていることについては「(意味を)知らなかった」と明かし、「最初、『ラスボスって呼んでいいですか?』ってネットユーザーに言われて、『いいですよ!』って言ったら、急に『ラスボスー!!』と来て。スタッフに『ラスボスって何?』と聞いたくらい。今はよくわかりました(笑)。皆に元気を与える存在でありたいなと思っております」と貫禄の笑顔を見せていた。

一方、スタジオライカから直々にオファーを受け、日本語吹き替え版主題歌として「ザ・ビートルズ」の名曲「While My Guitar Gently Weeps」を三味線でカバーした吉田兄弟は、この日「Fusion」を披露。圧巻のパフォーマンスで喝さいを浴びた。弟の健一は、今作について「三味線を題材にした映画が作られる時代が来たんだと、非常に嬉しく思いました」と感動しきり。兄の良一郎も「僕たちが三味線を始めた頃には考えられない」と感慨深げに語っていた。

KUBO クボ 二本の弦の秘密」は、11月18日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。

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