アカデミー賞ノミネート「KUBO クボ　二本の弦の秘密」11月公開！ポスター＆予告お披露目

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［映画.com ニュース］　ストップモーションで最高峰の技術を誇るスタジオライカが日本を描き、第89回アカデミー賞で2部門にノミネートされた「クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス（原題）」が、「KUBO クボ　二本の弦の秘密」の邦題で11月18日から公開されることが決定。あわせて、予告編とポスター画像がお披露目された。

映画は、「コララインとボタンの魔女 3D」などを手がけたスタジオライカが、中世の日本を舞台に、勇敢で心やさしい少年の冒険を描いたストップモーションアニメ。三味線の音色で折り紙を操る片目の少年クボは、体の弱い母と静かに暮らしていたが、不吉な子どもとして一族から命を狙われていた。やがて刺客に母親を殺されたクボは、言葉を話す猿やカブトムシらとともに自身の出生の秘密に迫るものの、その過程で命を狙われる原因が、母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る。

声優としてシャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラら豪華俳優陣が出演。ナイキの創業者フィル・ナイトの息子として知られ、「トランスフォーマー」のスピンオフ映画第1弾「バンブルビー（仮題）」（2018年公開）の監督を務めるトラビス・ナイトの長編監督デビュー作となった。

このほど公開されたポスターは、ナイト監督が葛飾北斎にインスパイアされたという大波と月を背に、魔法の三味線を持って立つ主人公クボの姿を収めている。クボを待ち受ける試練を暗示するように添えられた、「その音は、運命を呼び覚ます」というコピーが印象的な仕上がりだ。

予告編は、クリエーターたちが、製作現場で人形や美術を1コマ1コマ動かし、1秒間の映像のために24枚の写真を撮影する様子からスタート。魔法の三味線で折り紙を操ることでたくさんの笑顔に囲まれていたクボだったが、ある日突然命を狙われる。母親が犠牲になってかけた魔法で逃げ延びるが、旅のなかで一族の秘密を知ってしまう。呪いや犯した禁忌の代償など、日本の寓話を基に描かれた物語が垣間見える映像となっている。

「KUBO クボ　二本の弦の秘密」は、11月18日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。