出崎統監督の名作「SPACE ADVENTURE コブラ」「あしたのジョー2」が4K ULTRA HD化
2017年11月7日 06:00

[映画.com ニュース] 止め画(ハーモニー)や繰り返しショット、透過光などを駆使する独特の演出で知られるアニメーション監督・出崎統が手がけた「劇場版 SPACE ADVENTURE コブラ」と「劇場版 あしたのジョー2」の2作品が、4K ULTRA HDブルーレイ化されることが決定した。4K ULTRA HDブルーレイ版では、現存する35ミリオリジナルネガを4Kスキャニングし、徹底的な修復により生まれ変わった4K/HDRニューマスターが採用される。
1982年に公開された「劇場版 SPACE ADVENTURE コブラ」は、寺沢武一氏のSF漫画「コブラ」の初アニメ化作品。左腕にサイコガンを持つ宇宙海賊・コブラが、相棒のレディとともに、第7銀河崩壊を目論む悪の組織・ギルドに戦いを挑む姿を描く物語で、主演を俳優の松崎しげるが務めた。また、特殊視覚効果「立体3-D方式」を用いて立体感を演出したほか、日本の劇場アニメ史上初めて音響効果「4チャンネルドルビーサラウンド」を採用したことでも話題となった。
81年の「劇場版 あしたのジョー2」は、18年に連載開始から50周年を迎える、高森朝雄氏とちばてつや氏によるボクシング漫画のアニメ化で、80年に公開された「劇場版 あしたのジョー」の続編。前半部は出崎が手がけた、80年放送のテレビシリーズ「あしたのジョー2」を再構成した内容で、後半部が新規映像となっている。前作ラストでの宿敵・力石徹の死がトラウマになり、対戦相手の顔面を打てない欠陥ボクサーになってしまった主人公・矢吹丈が、“無冠の帝王”の異名をとるカーロス・リベラに戦いを挑む。
12月20日発売の「劇場版 SPACE ADVENTURE コブラ」には、キャラクター設定画や、劇場版とテレビシリーズを通じてレディ役を演じた榊原良子へのインタビュー、作品解説、4K ULTRA HDならではの見どころや聴きどころを紹介するコラムを掲載した特製ブックレット(全24ページ)が付属。また、4月27日発売の「劇場版 あしたのジョー2」にも、24ページの特製ブックレットが封入される。さらに、どちらも特典として、4K ULTRA HDと4K SDRの比較映像を初収録する。価格は各7800円(税抜き)。
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