関ジャニ・丸山、汗ダクで観客をダマした
2017年11月2日 22:30
[映画.com ニュース] 「関ジャニ∞」の丸山隆平が主演する「泥棒役者」の公開直前イベントが11月2日、東京・日本橋室町のTOHOシネマズ日本橋で行われ、出演の丸山、市村正親、石橋杏奈、高畑充希、ユースケ・サンタマリア、西田征史監督が出席した。
同映画は、忍び込んだ豪邸で次々と別人に間違えられた元・泥棒の青年(丸山)が正体を隠すため、「編集者」「絵本作家」「豪邸の主人」と何役も必死に演じて、相手を騙しながら、屋敷を抜け出して恋人(高畑)のもとに帰ろうとするコメディ。
イベントでは、市村演じる絵本作家が作った童話の猫のキャラクター、「タマ」が登場してから、監督と出演者がステージへ。司会者が「誰か、いないですよね」と水を向け、観客と声を合わせて「丸ちゃん!」と呼びかけると、丸山が着ぐるみの頭を取って、顔を見せた。
丸山は「すごく暑くて、ビチャビチャです」と汗だらけで挨拶。観客から「分からなかった」と言われると、大役を終えた安心感で笑みを浮かべた。「コンサート中(の汗)はこれ以上ですからねえ。タマを愛でる感じの歓声を味わえたのがうれしい。『丸ちゃん、かわいい』より、『タマ、かわいい』の方が気持ちよかった。西田監督とは2度目のタッグ。とても素敵なエンタテインメントで、喜劇になっている」と胸を張った。
派手な装いの絵本作家を演じる市村は「普段は地味な服ばかりを着ているので、派手な原色ばかりは初めての経験でした」。場の空気を読めないセールスマン役のユースケは「土砂降りの雨の中、ありがとう。キャパは200席くらいらしいけど、4万人も来てくれた。私が監督した『ブレードランナー2049』も公開中なので、よろしく!」と得意のテキトー節を見せた。
主人公の恋人役を演じた高畑は「理想的な彼女役で、撮影2日だけで楽チン。出ているシーンも少ないので、観客のみなさんと同じようにほとんど丸々、楽しく見られました」と笑み。石橋は「脚本を読んだ時から、たくさん笑って、ほろっとした」と話した。
こうして、ほかの出演者が挨拶している間も、丸山は汗タラタラ。隣の市村にタオルで汗を拭ってもらうと、「最高の思い出ができました。タマになりきらなきゃ、と思っていた。市村さんはヒトデになったそうで、(着ぐるみのコツを)伝授してもらったんです」。ユースケが「オシメしろよ、と言われたんだよな?」と煽ると、丸山は「いや、ノーパンでもないし、オシメもしていません!」と真面目に否定していた。撮影前には、丸山の自宅で、市村、西田監督らによる本読みも行った。その場に呼ばれなかったユースケは「でも、酒飲みして、メチャクチャになったらしいよ」と、またもやテキトー発言を繰り広げた。
丸山とはほぼ初対面ながら2日間で理想的な恋人役を演じきった高畑は、「最初、お会いした時は大阪のバラエティで、ぶっ飛んでいた感じだったので、会話が成立しなかったら、どうしようと思っていました。実際は紳士的で、目と目でコミュニケーションもできた」とニコリ。それにも、ユースケは「その2日間、2人とも酒を飲みながら撮影していたんだよね?」と最後まで茶々を入れていた。
高畑はクランクアップ後も、同じスタジオで撮影していた別の現場の合間に顔を出したそうで、「みんなと話して、差し入れをパクッと食べる感じでした。美味しいものがいっぱいあったので……。あ、『鎌倉ものがたり』は12月5日公開です」とチャッカリ自分の主演作もアピールしていた。
「役者泥棒」は11月18日、TOHOシネマズ新宿ほかで全国ロードショー。
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